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Jリーグと俺

高校を卒業した後,予備校に入学した.1年間,予備校の寮で暮らすことになった.
今でこそ,僕にとって非常に貴重な1年間だったと思うことができる.いい友人にも巡り会えたし.もう一回人生をやり直すことになっても,同じコースを選びたいと思う.

しかし,あくまで今でこそそう思えるだけであって,当時はずいぶんと落ち込んでいた.ものすごく引け目を感じていて,親しい友人にすら行き先を教えずにこっそりと入寮した.自分はダメ人間なので,誰とも交流しないで生きていこうと思った.

日陰生活の2日目か3日目だったと思う.もしかしたら1週間目くらいだったかもしれないけれど,とにかく,信じられないスピードで,僕の日陰生活は終わった.
寮の周りの土地勘もあまりないまま,気付いたら北24条の某コンビニにたどり着き,そこで買い物をし,寮に帰る道の途中だった.
前方から,一人の女の子が歩いてくる.僕とあまり年が変わらない感じで,黒くてストレートのロングヘアーの女の子.

恋の予感!

・・・てな,話じゃなくて,「やべぇ」と思った.「隠れなきゃ」と思った.「こんなところで見つかってはヤバい」と思った.
つーのも,高校のクラスメートだった.しかも,かなりおしゃべりな女の子.
ここで会ったが百年目,進路はどうなっただとか,どこに住んでるかとか,根掘り葉掘り聞かれた.いまさらウソついても仕方ないので,全部正直に話した.
結果的に,僕が札幌で浪人生活を始めたことは,瞬く間に知れてしまった.
(つーか,僕の気持ちを知らずに,母親があっちこっちに言いふらしたとか,数週間後に予備校の寮に別の元クラスメートがやってきてなし崩しになったとか,いろいろあったのも事実だけれど)

まぁ,バレてしまったものは仕方ないというのもあったし,知り合いのいない町(つーか,知り合いはいっぱい入るんだけれど,僕が自ら連絡を絶ったんだけれど)で顔見知りに出会ったという事などから,まぁ,それなりに仲良しになったわけで.
当時,僕は生粋のテレビっ子だったのだけれど,寮ではテレビが禁止されていたので禁断症状が出てきた.そんなわけで,その女の子にお願いして,家でテレビを見せてもらった.特に見たいものがあったわけではないけれど,とにかくテレビが見たかった.
ある土曜日の夜に部屋にお邪魔すると,Jリーグ発足の年で,大々的なレセプションが中継されていた.
Jリーグで思いつくことは,それくらい.

「もう,いい加減,言い訳も見苦しいよ」
と言われちゃうかもしれないけれど,その女の子とも,当然なにもなかったっスよ.
フツーに,楽しくテレビを見るだけの間柄.

つーか,そんな生々しいことがあった相手なんて,恥ずかしくてこんなところに書けませんって.
信じてくださいな.


【特別企画:そんなバカな!】
ジャックを生かしておいてもしゃーないじゃん.ドレーゼン一家の情報収集能力を持ってすれば,アレクシスの居場所なんてすぐにわかるじゃん.ジャックにしゃべらせようとするなよ!
もうすぐジャックも殺すところなんだし,キムを生け捕りにしたってしゃーないじゃん!その場で殺せよ!
何やってんだ!ドレーゼン一味!

【木公の反省: 19:00 後に関して】
ビクター,まだ生きてますね.

【木公の予想19:20:00を見て】
やれやれ.困ったなぁ.
最後は,テリーとニーナ怒りの突入ですか?

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