ファンシイ ダンス

1989年作品。
もう20年近く前の作品。

公開当時「元シブがき隊のモックンこと本木雅弘がコメディ作品に」と話題になったような、ならなかったような。
よく覚えてないけど。

古きよき80年代の映画で、今から見るといろいろと笑けた。
「ウッソー!」だの「シティボーイ」だのといった台詞をはじめ、肩パッドがバリバリのジャケットとか、肩からカーディガンを羽織るおっさんとか、妙に太い眉毛とか出てきて、当時を懐かしめる年代の人々にとっては爆笑のオンパレード。

ていうか、そういう時代背景の細部だけじゃなくて、禅寺に入門した若い修行僧たちの目を通した俗世への未練とか、修行のややこしいお作法から来る困惑とかで笑わせてもらえるんだけれど。

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山瀬駅

山瀬駅舎徳島県吉野川市にある、JR四国徳島線の駅である山瀬駅にやってきた。

記念に入場券でも買おうかと思ったけれど、改札もなく、駅員もおらず、ホームは出入りし放題。
切符の自動販売機すら設置されていない。
そこで、勝手気ままに探索させてもらう。

ホームには誰もいなかった。
今こうして現地で記事を書いていると、旅客が2人駅にやってきた。
しばらくすると、列車もやってきた。降りた人は1人だった。
いずれもおばちゃんばっかりで、目の保養になりゃしない。

車でパチパチと書いていると、ミニスカートをはいた若い女の子が通って行った。
その子は可愛かった。
でも、かなり警戒した目でこっちをちらちら見ていた。

僕は怪しい者ではないってば。
善良な山瀬まみファンだ。

記念撮影をしに来ただけだってば。
山瀬駅に山瀬まみ

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四国に行ってみる

生まれてこのかた、四国に上陸したことがなかったので、これからちょっくら行ってくる。
特に讃岐うどんを食べるわけでも、お寺をまわるわけではないけれど、行くものは行く。

天気も良いし、楽しいドライブになるんじゃないかと期待している。
運転のお供には、Eric Clapton のブルース・アルバム “Me and Mr. Johnson” を積んだ。
本当は、B. B. King と一緒に作った “Riding with the King” も聞きたかったのだけれど、CDが見つからないものは仕方ない。

あと、山瀬まみCDも5枚ほど車に搭載した。
“Private Edition”、”親指姫”、”親指姫 ふたたび”、”Might Baby”、”山瀬まみコレクション”。
本当は “RIBBON” も持っていたはずなのだが、ここ数年見当たらない。
実はものすごくショックを受けているのだが、もうオトナだから我慢する。

これ以上うだうだCD探したり、blog 書いたりしていると、いつ四国に着くかわからないのでもう出発することにする。

ラヂオの時間

先日借りてきた『ラヂオの時間』を見た。

いろいろポイントはあるんだろうけれど、今の僕にとっての最大のヒットは、ラジオ放送を聴いているトラック運転手。
ラストでトラックの外観が写るのだが、タンクローリーだった。
運転席の上には、バッファローの角がついてる。
エンディングロールを見るまで気づかなかったんだけれど、運転手役は渡辺謙だ。

これって、これって、映画『タンポポ』と同じだ!

『タンポポ』に出てくるトラックもタンクローリーだし、角が付いてるし、渡辺謙が運転席にいるし(助手役)。
こういうネタ大好き。
オマージュ?
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教えて偉い人: ケネス・アローの所得再配分定理の話

先ほど、近所のジョイフルでチーズハンバーグに納豆ご飯という、なんだかよく分からない組み合わせで夕食をとっていました。
溶けたチーズの糸と納豆の糸が渾然一体となって、なんとなく気持ち悪いなぁと思いながらも、『まっとうな経済学』の3章”完全競争市場と「真実の世界」”あたりをつらつらと読んでいました。

経済学者ケネス・アローの定理が紹介されている部分にさしあたった。
しかし、著者のティム・ハーフォードの原文が悪いのか、訳者である遠藤真美の訳文が悪いのか、単に僕の頭が悪いのかよく分からないが、よく分からないなりに、この3つの可能性は後ろに行くほど蓋然性が高いのだろうなぁと想像しているわけですが。
とにかく、アローの所得再配分の話が面白そうで重要そうなところまではわかったのだが、中身はさっぱり意味が分からなかったのです。

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ウィノナ・ライダーのエログパーツ: 映画『ダーウィン・アワード』のプロモーション

2007年12月1日より、映画『ダーウィン・アワード』が公開になる。
この映画のプロモーションとして、ウィノナ・ライダーのエログパーツが配布されていたので、当blogにも貼り付けてみた。

なんだかよく分からない映画だが、予告編によれば、ダーウィン・アワードとは、最も愚かな方法で死んだ人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる実在の賞とのこと。
生命保険会社に男女2人の調査員(ジョセフ・ファインズとウィノナ・ライダー)が、バカで早死にしそうな人々を見つけ出して保険から外すことで、会社の利益を増やそうとがんばる映画らしい。
予告編を見る限り、調査員の2人は最初はバカな人々を軽蔑しつつも、付き合ううちに彼らの行き方の素晴らしさに共感するとかなんとか、そういう話らしい。
<もにょもにょ>陳腐だ・・・</もにょもにょ>

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借りてきたDVD: タンポポ、ラヂオの時間、ファンシイダンス

先日ビデオ屋から「ゴッドファーザー」ほかを借りてきたので、今日返してきた。
ついでに棚を見回して、3つのDVDを借りてきた。

いずれも借りてきたばかりでまだ見てないのだが、以下にリストアップしておきます。
映画ファンを自称するみなさんは、このリストを眺めつつ、勝手気ままにウンチクをたれてください。
よろしくお願いいたします。

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禁煙・・・、できた。

10月29日に半信半疑で「禁煙セラピー」を読んだ

同書には「長くても三週間で完全にやめられます。」と書かれており、今日がその3週間の運命の日である。

結論から言うと、その10月29日を最後にタバコを吸っていない。
とりあえず、「禁煙成功」と宣言しておく。

一般的に、禁煙に成功すると「おめでとう!」なのだろうが、僕自身にとってはあんまりおめでたい気がしていない。
想像よりもはるかに容易に禁煙できてしまった(これといった禁断症状もなかった)ために、感慨が沸かないないせいかもしれないが。

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まあだだよ

名匠・黒澤明の遺作となった作品「まあだだよ」を見た。
wikipedia で黒澤明の作品リストを眺めてみたが、僕は1本も見たことがないことがあらためてわかった。
別にクロサワを見たからといって偉くなるわけではないが、なんとなく教養が足りないような気がしないでもない。

1993年作品の「まあだだよ」は存在だけは知っており、所ジョージが好演しているという噂も聞いてはいた。
なんとなく興味はあって頭の片隅に留めていたのだが、結局そのままになっていた。

それが先日、この作品が内田百閒をモデルにした作品だと知り、俄然興味が増したのである。
そんなわけで、レンタルDVDで見た。

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ゴッドファーザー

見た。

3時間弱もある映画にもかかわらず、途中どうしても用を足したくなって一時停止してトイレに行ったこと以外、一時も目を離さずにきゅーっと全神経を集中させて見た。

近年の映画に比べれば、とってもシンプルで短いエンディングロールが、例の有名なテーマ曲とともに終わったとき、ふーっと大きなため息が出た。
全身の緊張が一気に弛緩した。
どうやら強くこぶしを握りすぎたらしく、手のひらを開けて見ると点々と爪の痕がついていた。

この映画を見るきっかけは、当blogのこの記事に因る。
原田宗典の映画エッセイ『私は好奇心の強いゴッドファーザー』を読んで、映画「ゴッドファーザー」に興味が惹かれたからである。

そのときの記事では、「ゴッドファーザーは、シミジミとした感情が沸き起こるらしい」てなことを書いていたが、実際に見てみたところでは、そんな気持ちのいいもんじゃなかった。
僕が見ていて感じたことは、メンツや権力欲に駆られて生きることのバカバカしさだ。

長い映画だし、たくさんの登場人物(とその思惑)が錯綜するので、見る人やその時の気分で大きく印象が変わる映画なんだろうと思った。
原田宗典が「シミジミした」というのも正しい側面なんだろうし、僕のように「バカバカしい」というのも別の視点からは正しいのだろう、きっと。

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