この部屋(E207)

E207

この部屋は いつもいた部屋
ああ そうだよ
青春の 汗と涙と コーヒー

#山田耕作の「この道」で。




当方のピチピチとした青春の7年間を捧げたのがこの部屋。

今年で35歳になる当方の年齢に比してみれば、2割に相当する期間、ここに通った計算になる。
小中高生時代は、学年が変わるごとに教室が変わっていたので、1年以上同じ部屋に通ったことはなかったし。就職してから、今勤務しているビルに6年くらい通勤しているけれど、途中で部屋の引越しをしたからまったく同じ部屋に通い続けているというわけでもない。

そんなわけで、本当に感慨深い部屋ですよ。
#当blogに日夜くだらない有益なコメントを書いてくれる何人かとも、この部屋で出会ったわけだし。

10年前の学生は、自宅にPCなんて持っていなかったから、みんなで大学のPCで徹夜して卒論やレポートを書いたり。
現実逃避ですぐにコーヒーを淹れたがる奴がいて、豆を贅沢に使いすぎるもんだから軽く叱られていたり。
当方が淹れるコーヒーはあんまり美味しくないので、僕がどんなに暇そうにしていても、僕にコーヒーを淹れさせようとする友達はいなかったり。

今朝、10時ころにお邪魔したら、学部3年生の女の子が一人だけいて、カリカリとレポート(関係者用語で「ミニ卒論」)の仕上げをやっていた。先週、風邪でダウンしてしまったから、遅れを取り戻すために朝早くから来て遅れを取り戻そうとしているのだとか。
そんなに忙しいんだったらわき目も振らずにレポート書けばいいのに、僕のことをお客さんだと思って(彼女とは初対面)、お茶の準備をしてくれようとしたり。
まぁ、ほかに誰も人がいなかったし、当方のアヤシイ風貌からして不審者かもしれないので、油断なく目を離さないようにしようという警戒心だったのかもしれないけれど。

しかし、そんな忙しそうな(しかも、かわいらしい)女の子にお茶の準備をさせるなど、自称・紳士の当方にできるはずもなく、
「どれどれ、オッチャンが10年ぶりにコーヒー淹れてあげますよ」
と、勝手に冷凍庫を開けて豆を取り出し、準備に取り掛かる。

彼女はここでコーヒーを淹れたことがないらしく、ものめずらしそうな目つきで当方の手元を見つめる。たとえ腕先だけだとはいえ、二十歳そこそこの女の子にマジマジと見つめられる経験なんてそんなにない当方なので、軽く照れてしまったり。

照れてしまったせいなのかどうかはわからないが、ポットに落ちてきたコーヒーは妙に色が薄い。

木公「なんか、色が薄いね」
女の子「そうですね、想像していたよりも薄いですね
木公「おかしいなぁ」
女の子「あっ、私、自分用にりんごジュースを買ってきたのを思い出しました!

などというやり取りがあり、結局自分で淹れたコーヒーは自分ひとりが飲むことに。

色だけじゃなくて、味もかなり薄かった。
彼女が見てない隙に、残ったコーヒーはこっそり全部捨てた。

僕がコーヒーを捨ててる間に、彼女はレポート書きに戻ってしまい、当方はちょっぴりガッカリしたり。
そんな感じで、若い女の子とお話をしたりなんかして、ちょっと青春をエンジョイした気分になったわけで。

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