市議会議員リコールの署名運動: 奈良県生駒市

今日、某所への出張の途中、近鉄生駒駅の改札前でなにやら署名運動をしていた。
手書きの横断幕に、何らかの新聞記事の単なる拡大コピーという素朴感満載の運動で、初見ではうさんくささ満載だった。
この場所は、前回の衆議院選挙のときに、告示のずいぶん前から某宗教団体を母体とする政党の出馬予定者が、とてもヘッタクソな街頭演説をしていた場所なので、そもそも「ダメな奴らの集まる場所」という偏見があったことも確かだが。

朝の往路では急いでいたので、一瞥しただけで通り過ぎてしまった。
昼の復路、乗り換えるはずの電車に鼻先で乗り遅れてしまった。15分くらい待ち時間があったし、ホームは気温が低くてとてもつらかったので、改札の前で風除けしながら待つことにした。
待ち時間の間、退屈しのぎのために、件の署名運動を観察することにした。





ポスターは素朴な手作りなのだが、エンドレスで流れる録音声は、聞きやすい声と口調で、とても分かりやすいものだった。しかも、「本日は署名運動の最終日です。どうぞ、ご協力ください」みたいな音声が流れており、たった今日1日のためだけにわざわざ録音したところに気合を感じた。

署名運動を行う趣旨は、生駒市議会の酒井隆市議会議員をリコールしたいというものだった。
詳しくは、生駒市の汚職議員リコールに市民が力を結集: JanJanニュースに本日の写真を共に解説されている。
酒井議員は市会議長も務めたことのある実力者だが、2003年から2006年にかけて複数の汚職事件に関与し、裁判で有罪判決も受けているそうだ(現在、酒井議員は控訴中)。署名運動をしている人々は、不祥事にも関わらず議員を辞職しない酒井議員の態度に不信感を募らせているそうだ。生駒市有権者約9万人のうち、すでに4万人以上の署名を集めているとのこと(有権者の3分の1以上の署名でリコールできると定められているので、条件は余裕でクリアしている)。
また、同記事によれば、市長や知事に対するリコールはまれではないが、一市議に対するリコールは異例であるとのこと。


以上のまとめは、帰宅後にネットで調べながら書いたことであるが、電車の待ち時間の間にケータイでチラッと調べただけでも、およそ状況はつかめた。
当方の住んでいる市町村のすぐ隣で、かなり香ばしいことが起きてるなぁ、と興味は持ったのだが、僕は生駒市民じゃないから署名していいものかどうか分からなかったし、署名のためには改札をいったん出なければならなくて、そうすると運賃が高くなるという数十円レベルの小市民的態度で見物するだけで終わった。


僕は酒井議員をめぐる汚職事件をにわかに調べただけなので、正しい判断をする自信がないので、彼が辞職すべきか否かとか、リコールで辞めさせるべきかどうかっつーことはよー分からんのですが。
まぁ、なんつーか、日本の民主主義のルールと理念が現代でもちゃんと生きているのかどうか確認するための試金石として、生駒の話はしばらく注目してみたいと思う次第。


【参考】
生駒市の汚職議員リコールに市民が力を結集: JanJanニュース
生駒の汚職:酒井市議リコール、署名3万人集まる--1審実刑判決 /奈良(毎日jp)
さわやか生駒「酒井議員をリコールする会」
生駒市議会 サカイたかし

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