あの鐘を鳴らすのは誰でもない: 梅小路蒸気機関車館

 梅小路蒸気機関車館(入館料大人400円)では、蒸気機関車の体験乗車ができる(乗車料大人200円)。体験乗車は1日3回(11:00、13:30、15:30)のみなので、注意したい。しかも大人気である。乗車チケットは、発車時間の10分ほど前から販売される(要確認)ようだが、昨日は長蛇の列だった。

 僕は数年前に1度乗ったことがある。こんなことを言ってはアレだけれども、「乗るとSLの走っている姿が一切見えない。走っているのを横から見るのが楽しい」と気づいたので、昨日の訪問時には乗らないことにした。でも、まぁ、アレですよ。1度は乗ってみることはおすすめしますよ。

 そんなわけで、SL走行場横の展望台にあがってみた。SLの雄姿が見れるのがいい。

 そして、つい、展望台に鐘があることに気付いてしまった。
 鐘を鳴らすための紐の先端に、電車内の吊輪が結びつけられているのには吹き出してしまった。
 確かに握りやすく、紐も引っ張りやすい。しかし、風情ってもんを考えて欲しかった。

電車の吊輪で鳴らす鐘

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近畿鉄道関係メダリオン(梅小路、弁天町)

 昨日、ふと鉄道関連施設に出かけた。深い理由はない。そこにSLがあるからだ。
 「お前はそんなにSLが好きなのか?」
 と、人は問うかもしれない。いや、別にそんなに好きじゃないと答えておく。

 普段は好物でも何でもないのに、ある日突然、豆腐にネギをふりかけた味噌汁を無性に食べたくなる時があろう。それと似た心境にあったのだと理解していただきたい。

 出かけた先は、京都市の梅小路蒸気機関車館と、大阪市の交通科学博物館の2箇所。両施設は、JRを利用し、乗り換え1回で行き来できる。
 

京都 <= 東海道本線 => 大阪(乗り換え) <= 大阪環状線 => 弁天町

 電車の所要時間は、およそ45分ほどだ。

 ただし、梅小路蒸気機関車館は京都駅から2kmくらい離れていて、大人の足で歩いても20分くらいかかるから注意が必要だ(バスも有るらしいが、よー知らん)。道中、それほど賑やかなわけでもないし、せいぜい梅小路公園でキャッチボールをする親子を横目に眺めるくらいしか、見物対象もない。ある意味、苦行。嵯峨野線の丹波口駅を利用しても15分くらいかかるそうだ。鉄道関連施設なのに、あえて直結駅を作らない JR西日本の潔さには頭が下がる思いである。つーか、歩き疲れるから顎が上がる。

交通科学博物館入場切符(400円) 一方の、大阪・弁天町の交通科学博物館はメインゲートこそ駅の外にあるが、北口ゲート(という名称だったと思う)は駅の改札横から直接入ることができる。なんと、JRの切符販売機で入場券を購入できる。通常の切符と同じ用紙に印刷されて出てくるのは嬉しい、楽しい。ゲートに挿入して、いざ入場。その場で入場券が回収されてしまって、持ち帰れないのは残念だが、そのメカニカルなやり方には感動を覚える。

 両施設をめぐって、たっぷり半日潰すことができた。体験機材(運転シミュレータやSL乗車など)
もいろいろあるし、勉強にもなる。大人でも十分楽しめた。

 しかし、僕がこの手の施設に出かけたら必ずやることがある、それは茶平工業の記念メダルの購入&刻印である。そんなわけで、両施設でメダルを購入した。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第30回

2010年4月検索キーワード 2010年4月度の当blogへの検索キーワード No,1 が「ゲゲゲの女房」になり、「山瀬まみ」が2位になってしまったことはファンとして少々悲しいが、それよりも何よりも「thundrbird」がトップ10入しているのに「AL-Mail」がランク外であることにとても悲しくなった当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第30回めの放送を見ましたよ。

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 布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)は自転車で深大寺まで出かけた。豊かな木々、水の音、そばが名物、そして縁結びの名所であることなどが布美枝故郷の島根を彷彿とさせた。

 そしてなによりも、これこそがふたりの初デートであった。

 話は見合いのことになった。茂は、襖の間から隠れて布美枝が覗いていた時の目玉を見た。その大きな目玉が結婚を即決した理由だと言う。目に着目した理由は、人の魂は目玉に篭ると信じているからである。それに加えて、姿が一反木綿に似ているのも良いと思った。しかし、布美枝は一反木綿がなんなのか、その時は理解していなかった。布美枝は、茂の食べっぷりの良さについて、父から食べる力の強い人間は生きる力も強いのだと教えられてその気になったと説明した。

 次に、茂が一番のお気に入りの場所だとして案内したのは墓場であった。嬉々とする茂に対して、布美枝は少々引き気味であったが、熱心に耳を傾けようとしていた。

 夜、家に帰ると、茂は原稿料を全て布美枝に差し出した。収入が少ないことを詫びながらも、家の中の事を全て任せると頼むのであった。また、仕事部屋の掃除も布美枝に任せることになった。仕事部屋の襖が常に開け放たれるようになり、夫婦の距離が一気に縮まった。自分に似ていると言う一反木綿の絵を描いてもらい、妖怪だと言われたことに少々ムッとする布美枝であったが、夫婦の無邪気な会話に楽しくなるのであった。

 夫婦水入らずで落ち着いて食事をしていると、急に外が騒がしくなった。不審な男(梶原善)が突如やって来て、茂の妖怪漫画に感銘を受けたと騒ぎ立てるのであった。

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