NHK『ゲゲゲの女房』第61回

 せめて今週だけでも、チンタラ走っている車に対して舌打ちするのではなく、「彼/彼女は、安全運転を心がける優良ドライバーだ」と思って尊敬するよう心がけることにした当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第61回めの放送を見ましたよ。

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「貧乏神をやっつけろ」

 年の暮れ、12月30日。
 布美枝(松下奈緒)が退院し、娘と一緒に帰宅した。
 茂(向井理)は朝から落ち着かなかった。赤ん坊が風邪をひかないようにと、いつもは節約している灯油をふんだんに使って家を温めていた。仕事も手につかず、家の隅々を点検したり、自分の漫画の中から目玉おやじが出てくるシーンを読み返したりもしていたのだ。

 茂は、娘に藍子と命名した。筆書きしたが、紙に大きな余白が残って締まらない。茂はそこに目玉おやじのイラストを描き加えた。布美枝の姉・暁子(飯沼千恵子)や茂の兄夫婦(大倉孝二愛華みれ)は奇妙な絵に呆れる、しかし、布美枝だけは茂の意図がわかった。目玉おやじは全力で鬼太郎を守る父親である。茂の決意が見て取れたのだ。

 年が明け、昭和38年1月3日。
 漫画家仲間の戌井(梶原善)がやって来て、貸本出版社(北西社; 苗字の「戌」の方角から)を起ち上げたと報告した。貸本文化を守るために立ち上がったのだ。ただし、会社が軌道に乗るまでは漫画家も続け、原稿は他社から出版してもらうという。他社からの原稿料で、最低限の生活費だけは確保しようというのだ。
 ところが、自分の出版社から出す原稿が無い。そこで、茂にホラー物の短編を寄稿するよう願い出た。もちろん茂は友人の頼みを喜んで引き受けるのだった。

 そんな話をしていると、布美枝の姉・暁子が年始の挨拶と家事の手伝いに来てくれた。しかし、家から運んできたおせち料理を降ろした瞬間、ぎっくり腰になってしまった。

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 暁子のぎっくり腰が、村井家にどういう騒動を引き起こすのか、まったく予想が付かない。明日どーなるんだ?
 意外と、アバンタイトル(オープニング前の1分程度の短いシーン)で何事もなく回復して精算される可能性もあるから油断できないけど。具体例をにわかに挙げることはできないけれど、今までもエンディングで続きが気になるシーンを見せて、翌日何事もなく解決ということがあったような気がする。

 上のまとめ記事からは割愛しましたが、茂に言わせると、赤ちゃんの匂いは「命の匂い」だそうです。自分の左腕を切断した後、傷口から赤ん坊と同じ匂いがしたそうです。その匂いを嗅いだ時、自分は生きて帰ることができると確信を得たそうです。だから、命の匂いだそうです。

 確かに、赤ん坊の乳臭い匂いは独特である。その匂いが活発な新陳代謝(成長の著しい赤ん坊、傷口を塞ぐための細胞の生成)によって生じる匂いだというのは、確かにスジが通る。
 しかし、本当にそうなんですか?幸か不幸か、僕には子どもがいないし、大怪我をした経験もないのでよく知らない。

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