NHK『てっぱん』第2回

 「なんだかんだ言って、『いやよ、いやよも好きのうち』だろ」と自分自身に突っ込んでいる当方が、NHK連続テレビ小説『てっぱん』の第2回めの放送を見ましたよ。

* * *
第1週「ばあちゃんが来た!」

 海でトランペットを捨てていた老婆が村上家を訪れた。彼女は大阪から来た田中初音(富司純子)と名乗る。あかり(瀧本美織)が持ち帰ったトランペット・ケースには「田中千春」と記名されており、持ち主の母だという。
 あかりの母・真知子(安田成美)は、千春の名に覚えがある素振りをした。その様子を認めた初音は、千春がこの家に匿われていると確信し、勝手にあがりこんで探し始めてしまった。

 真知子は初音を落ち着かせ、千春は18年前に尾道で死んだと告げた。手を尽くして千春の親戚縁者を探したのだが見つけることができず、今日まで知らせることができなかったと言い訳した。

 初音が、千春の居場所として村上家を探し当てた理由は、トランペット・ケースの中に入っていた1枚の写真だという。それは村上鉄工所の前で、村上一家と千春(木南晴夏)が一緒に写った写真だった。
 しかし、その写真はあかりにとって不審なものだった。日付を見るとあかりが生まれる直前に撮影されたものなのに、母が妊娠している気配がない。そのかわり、見ず知らずの千春のお腹が大きいのだ。

 あかりは、自分の出生の秘密を知ってしまった。
 そして、千春の母だと名乗る初音こそが、自分の血縁上の祖母だと悟った。

 いたたまれなくなって帰ろうとする初音。しかし、真知子は彼女を押しとどめ、家に泊まっていくことを勝手に決めてしまった。誰かが反対意見を述べる前に、家族全員に宿泊準備の分担作業を命じて追い払い、初音が泊まることを既成事実としてしまった。

 真知子にとって、必ずしも初音は望んだ客ではなかった。しかし、娘の死を知った母親の気持ちを慮ったのだ。18年も前に自分の娘が死んでいたと聞かされて、まともな状態でいられる母親などいない。そんな彼女を一人きりにするには気の毒なので、家に留めておこうというのだった。

 寝具の支度をしながら、ふたりっきりになるあかりと初音。しかし、ふたりの間には、ぎこちなく自分の名前や年齢を知らせ合う以上の会話はなかった。

 あてがわれた寝室でなかなか寝付けない初音は、トランペット・ケースを自分の娘に見立てて、罵倒した。トランペットを吹きたいと言って家出した人間が、尾道のような寂しい街で死ぬとは何事か、と。ケースを殴りつけ、そして、泣いた。泣きながら、子供をあやすかのように、優しくトランペット・ケースを抱いた。

 あかりも寝付けないでいた。彼女は頭が完全に混乱していた。
* * *





 あかりの産みの親・千春を演じている(とはいえ、写真で小さく登場したのみ)木南晴夏について語る。

 ホリプロ所属じゃ、あーりませんか。ホリプロといえば、当方の大好きな山瀬まみであり、彼女は第10回ホリプロスカウトキャラバンで優勝していたりするわけで、言うなれば「ホリプロの女性タレントの典型例」といえなくもないわけだ。
 そんなわけで、当方はホリプロ系の女性タレントは大好物だ。実際、『ゲゲゲの女房』で少女時代のユキねぇちゃんを演じていた足立梨花だとか、綾瀬はるかだとか、優香だとかが大好きですよ。ちょっと目鼻立ちのはっきりしない、天然のソフトフォーカス系の顔っつーか、なんつーか。

 木南晴夏もその系譜の中に位置付く。なんかのドラマだか映画だかで、初めて木南晴夏を見たとき、僕はこう思った。
「食パンの上にバターの塊をのせて、20秒くらいオーブントースターで焼くと、バターの輪郭が溶け始めるじゃない。それと同じように、食パンの上に優香をのせて、20秒くらいオーブントースターで温めたら、木南晴夏になるんじゃない?」
と。
 そう思ったので、某知り合い(♀)にそっくりそのまましゃべってみたところ、まったく共感を得られなかった。
 そこで、alm-ore 読者に木南晴夏の溶けっぷりを問うてみたい次第。

 さて、ドラマ本編の方だが・・・。特に言うことはないです。
 安田成美演じる、母・真知子の気っ風の良さは見ていて気持よかったのですが、どうして初音が帰るとひとりっきりになるとわかったのか、そこらへんがご都合主義的シナリオでどーかと思いました。初音には夫がいるとか、他に子どもがいて身を寄せているとか、急に帰らないと心配する近所の人がいるかもしれないとか、そういう可能性だってあるだろうに(生前、千春から初音は娘以外天涯孤独だと聞かされていたとかか?)。

 トランペット・ケースに名前が書いてあったとか、昨日のうちに語られていたっけ?マスコットのぬいぐるみはクローズアップされていたけれど、名前が書いてあるなどということは言われていなかったようだ。なんか、後出しジャンケンみたいで、工夫が足りないなぁと思った。

 初音が夜中にケースに向かって話しかけるシーンも、ドラマの表現技法として、個人の心境をそういう形で吐露するというのは分からんでもないが・・・。ちょっと気持ち悪かったぞ。

 特に言うことはないと言いつつ、言ったけど。

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