NHK『てっぱん』第4回

 NHKおはよう関西の木南晴夏のインタビューで、彼女が演じる千春と母・初音(富司純子)とのシーンがあると聞いた当方が、NHK連続テレビ小説『てっぱん』の第4回めの放送を見ましたよ。

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第1週「ばあちゃんが来た!」

 あかり(瀧本美織)の進路について、次男・鉄平(森田直幸)は音大に進学することを勧める。あかりにはそういう血が流れていると言うのだが、あかりが今の家族と血が繋がっていないと言われているようで、内心苦しくなった。
 鉄平以外の家族は、あかりの出生については腫れ物に触れるようにしている。長男・欽也(遠藤要)は鉄平と喧嘩をしてしまった。あえてオープンにすることで明るくしようとする鉄平と、何事もなかったかのように今まで通りにすることが一番だと思う欽也との間に意見の対立起きたのだ。あかりが生まれたとき、まだ小さかった鉄平は事情を何も知らなかった。しかし、当時物心のついていた欽也は全て知っていた。欽也は、自分も何も知らなければ、こんなに苦しい思いはせずにすんだのにと捨て台詞を吐いた。

 あかりは、夏休みの吹奏楽部の練習のため学校に向かった。彼女は家族の前では明るく振舞っているが、彼らの態度がどこかよそよそしくなっていることに気づいており、ムシャクシャするのだった。

 部活の仲間で、親友で、音大への推薦入学が決まっている加奈(朝倉あき)から、一緒に音大に進学しようと誘われた。彼女が言うには、あかりの家族の中に音楽の才能のある者はいない。その中であかり一人が音楽好きで、トランペットに一生懸命打ち込んでいるのは、天賦の才があるに違いないと言うのだ。
 事情を知らない加奈の偶然の発言とはいえ、自分と家族との血の繋がりを否定されているようで、あかりは心苦しくなった。

 合奏練習が始まったが、あかりはトランペットを吹くことができなくなった。トランペットを吹くと、今までの自分とは違う誰かになってしまうような気がしてしまうのだ。彼女は急に練習部屋を飛び出して、寺へ向かった。

 人気のない寺でうっぷんを晴らすように叫び声を上げているところを、住職の隆円(尾美としのり)に見つけられてしまった。あかりは隆円も自分の母のことを知っていたのかと詰め寄った。きまりの悪い隆円は、とぼけた素振りを見せながらも肯定した。
 あかりは、自分はこれからどうすればいいかと相談した。すると隆円は鐘を撞けと言う。鐘を撞けば煩悩は消えるのだと言う。半信半疑ながら2度、3度と鐘を撞くと、あかりは確かにスッキリした。

 家に帰ったあかりは、自分がトランペットを好きになったのは今の家族の応援のおかげだと言い出した。血筋は関係ないと胸を張って宣言した。

 自室に篭って、初音(富司純子)からもらったトランペットを丹念に磨き、手入れをした。家族の前では見栄を切ったが、自分が変わりつつあることを自覚していた。これまでは単なるトランペット好きの少女であって、難しいことは考えずに済ませてきたのに、と思うのだった。

 翌朝、あかりは大阪に行ってくると言い出した。初音にトランペットを返しに行くという。このトランペットは、自分の物ではないし、自分の人生とも関係の無いものだ。だから、本来所有すべきである初音に返しに行くのだ。郵送ではなく、直接手渡して返す必要があると言い切った。
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 僕の文章は硬い傾向にあるのでシリアスな物語と思われがちかもしれませんが、ドラマ本編はずいぶんと軽いノリで進行します。「あかりには音楽の才能のDNAがある」と言うところを、次男・鉄平は必ず「DHA」と言ってしまい、あかりが「魚か!」と突っ込んだり。
 飄々としつつも、あかりの気持ちを楽にしてやる隆円は、ずーっとアイスモナカを食べていたり。口の横には食べこぼしたアイスが最初から最後まで付いていました。

 そして、ドラマを見始めて4日目。ドラマ開始前は何の興味もなかった瀧本美織のことを「あれ?ちょっと可愛くないか、この子」と思う境地に達してしまいました。

 でも、ホリプロ好みの当方としては、産みの母役の木南晴夏の方がよっぽど好みだけど。


【特別付録】
おはよう関西木南晴夏インタビューまとめ

おはよう関西のホームページより

 大阪府豊中市出身、現在25歳。個性的な役柄を演じることで注目を浴びている。最近は「てっぱん」の写真出演(主人公の生みの親)の他、NHKドラマ「10年先も君に恋して」、映画「君が踊る、夏」(ヒロイン)などに出演。

 子供の頃から女優に憧れ、16歳の時にホリプロのオーディションに合格してデビュー。
 一時は、自分の演技力について悩むこともあった。脚本を読んでも「明るい」、「シリアス」といった単純な感情しか考えられず、単調な演技しかできなかった。先行きが見えない不安や、自分の成長の限界に関する不安などを抱えていた。

 現在公開中の映画「君が踊る、夏」は転機になったと思う。この映画は、難病の幼い妹が高知のよさこい祭りに参加したいと願う、実話に基づいた物語。
 ヒロインの役作りのために、家族の実際の言葉を読んだ。父の「代われるものなら、娘と代わってやりたい」という趣旨の言葉を読み、深い愛情を感じた。自分もそれだけ役柄の妹を愛さなければならないと悟った。それは、妹のために踊りに参加して欲しいと仲間に頼むシーンに活かされた。

 今回の役作りから、ひとつひとつの役を真剣に考え、理解を深めることの重要さを学んだ。これからも成長していきたい。

(大阪を舞台にしたドラマがあったとしたら、どういう役をやりたいか?)
 自分らしい役をやりたい。大阪弁を話していると、本来の自分や故郷に戻っていったような気分になる。
 たとえば、大阪と東京の遠距離恋愛の物語とか。

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