NHK『カーネーション』第59回

昨夜の展開予測が当たっているかどうか楽しみにしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第59回目の放送を見ましたよ。

* * *
第10週「秘密」

糸子(尾野真千子)と善作(小林薫)は、勝(駿河太郎)の背広から1枚の写真を見つけた。そこには勝と芸妓・菊乃(赤松悠実)が親しげに写っていた。

糸子は、難波の歌舞伎場で菊乃に一度だけ会ったことを思い出した。彼女は勝と不自然に挨拶を交わし、歌舞伎も見ずに帰ってしまった。
善作もその写真に驚き、声をあげた。しかも、糸子が教えたわけではないのに、菊乃の名や働いている店まで知っていた。ところが、糸子が菊乃のことを詳しく聞き出そうとすると、善作は困ったように逃げた。

一人残された糸子は、考えを巡らせた。すると、勝の不審な行為が次々に思い浮かんだ。
勝が歌舞伎に誘ってくれたのは、菊乃の代理だったのかもしれない。当日になって、菊乃の用事が急になくなり、彼女は元の約束通り歌舞伎場に来た。しかし、糸子の姿を見て身を引いたのだと想像できた。
勝は歌舞伎を見慣れていた。弁当を買い揃えたり、役者への声のかけ方も上手だった。菊乃と何度も足を運んだに違いない。

心斎橋百貨店での買い物も堂々としていた。勝には男兄弟しかおらず、仕事でも男性客しか相手にしないはずなのに、女の買い物への付き合いがとても良かった。率先してショールの試着を勧めたのは勝だし、包まずにそのまま着て帰るよう言ったのも勝だった。
さらに考えていくと、百貨店の帰りに勝が追加の包みを持っていたように思えてきた。自分をモデルにショールの吟味し、菊乃への贈り物を密かに購入したに違いないと思った。

菊乃は自分と違って美人だ。美人が好きなら、どうして自分のよう器量の悪い女と結婚したのだろうか?
糸子の出した結論は、勝の目的はカネだということだ。糸子が稼いだ金で、外で自由に遊んでいるのだと考えた。確かに勝は、糸子との結婚の理由として、仕事をする姿に惚れたと行っていた。

糸子は腹が立った。怒りを全て仕事に振り向けることにした。

その矢先、善作と木之元(甲本雅裕)が勝に関する知らせを持って現れた。勝はまだ大阪の駐屯地に滞在しているらしいという。一度面会に行ってみてはどうかという提案だった。

糸子は、善作の脳天気な態度にも腹を立てた。勝の浮気写真を一緒に見たのに、面会に行かせようという心境が理解できなかった。本来なら、父親として勝を叱責する立場にあるはずなのに、そうしないからだ。
しかも善作は、ついうっかりと「男の浮気ぐらいでうるさいことを言うな」と店頭で大声を出してしまった。そのせいで、店中に勝の浮気が知れ渡ってしまった。

糸子の怒りは頂点に達した。
勝や善作だけではなく、糸子は男たち全員を敵視した。男たちが結託して浮気を正当化しているように思えたからだ。男たちが互いに助けあい、浮気を認めさせようとしているようにしか見えないのだ。

店を飛び出して、行き場のなくなった糸子は奈津(栗山千明)を訪ねた。彼女となら、女同士、意見が合うと思ったからだ。

奈津は糸子の突然の訪問に驚いた。そして、糸子が自分をバカにするためにやってきたのだと思い、問わず語りしてしまった。実は、奈津の夫・康夫(真鍋拓)が芸妓と一緒に逃げてしまったと言うのだ。

奈津の話を先に聞いてしまったことで、糸子はずいぶんと落ち着いた。冷静になって自分に起きたことを話した。菊乃は奈津も知っており、美人で有名な芸妓だという。
ところが、奈津は糸子の話を真面目にとり合わなかった。勝のような冴えない男が菊乃を落とせたとは信じられないし、出征してそばにいない夫のことをグチグチ考えても仕方がないと笑い飛ばすのだった。
自分と同じように、夫を奪われた奈津にそう言われると、糸子も妙に納得できるのだった。女同士、悩みを共有できたことでずいぶんと気が晴れた。

奈津のところからの帰り道、ずいぶん久しぶりに泰蔵(須賀貴匡)とすれ違った。安岡家と仲違いしたままだったため、互いに会釈はしたものの、言葉をかわさずに別れた。

見上げると雪が降っていた。
* * *


糸子は、心斎橋からの帰りに勝が余分な包みを持っていたはずだと思い返していますが、僕が第57回の放送を見た限り、そのようなものは写っていませんでした。しかし、別途持っている大きな包みや、人物の陰になって、肝心の所は見えないという映像になっていました。真相はわかりません。うーん、凝ってるなぁ。

そして、昨日のコメント欄で、善作が全て知っていてグルだという予想を立てましたが、冒頭の写真を見つけるシーンでは、善作も素っ頓狂な声を挙げていました。ここを見ると、善作は何も知らないようにも思えます。

一方で、今日の放送の後半で「男同士の団結」というほのめかしが出てきます。これはやはり勝と善作の密約を暗示しているようにも思えるのだなぁ。
善作が店頭で勝の浮気をばらしたのも、わざとかもしれない。・・・と自説にまだこだわっておきます。

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