国境なき挑発と怒りに駆られ、11,206 円を寄付した

先ほど、夏のバカンスの手配をした。人々があくせく働くのを尻目に海外逃亡しようと思う。ザマアミロ。

しかし、そういう邪な考えのバチが当たったのかもしれない。
航空券の予約を完了し、クレジットカードで決済しようと思ったのだが受け付けられなかった。カード番号もセキュリティナンバーも何度も見なおしたし、WEB決済用のパスワードも間違えないように入力した。けれども、幾度確認しようにもエラーが出て決済ができない。航空会社のページでも「決済できません」の一点張りで、決済不能の具体的な中身までは教えてくれない。

かなりイライラした。今年最大のイラつきである。舌打ちと悪態を吐きまくった。

試しに予備のクレジットカードを使ったら決済できた。どうやらメインカードは限度額に達していたらしい。そんなに無駄遣いしたのかよ、俺。むかつく。

* * *

それと前後して、twitter では知り合いのオッサンに挑発された。以下にその流れを記す。

https://twitter.com/m2nr/status/203074889471635458
https://twitter.com/m2nr/status/203075346608820225
https://twitter.com/m2nr/status/203082908502724608
https://twitter.com/m2nr/status/203085871128383488

彼は、今から3年ほど前、僕が募金したことを覚えていてくれた。そして僕に賛同して、毎年募金を続けているのだという。僕自身が忘れてしまっていたというのに。

その時の記事を読み返してみると、その日も僕はイライラしていたらしい。何が原因だったのかはもはや覚えていないが、自分の文章からその苛立ちぶりが想像できる。まるで今日の自分のようだ。

3年前のその日、僕は腹立たしさに思い余って、勢いで募金したようだ。腹を立てて帰宅すると、日本ユニセフ協会からのDMが来ていたのだ。ムカムカしているところに募金の勧誘が飛び込んできたので、僕はますますムカムカムカとしたようだ。

けれども。
そこでますます怒りに駆られようものなら、なんて自分が小さいやつなんだろうかと思ったのだ。怒りに駆られて八つ当たりするよりも、イライラしている時こそ募金をして「俺は気前のいい人間であり、優しくて親切な人間である」と自己欺瞞をしたかったのだ。

* * *

今日もクレジットカードの決済ができなかったことでイライラしている。
そして、twitter で挑発された。ムカつく。

ムカつきつつも、昔の「ちょっぴりいいヤツ」だった自分を思い出した。
あの時と同じように、「自分は気前が良くて、優しくて親切な人間である」と自分自身で思い込みたかった。

そこで、国境なき医師団の「ソマリアと周辺国での緊急援助活動」に11,206円を寄付した。

国境なき医師団 寄付受付完了

金額の算定理由は、冒頭に書いた夏のバカンスのためにお小遣いがカツカツになっているためだ。1万円前後しか捻出できなかった。お恥ずかしい。
ただし、関西大学 松下研究室の募金額の半額(端数切り上げ)とした。これで勘弁してほしい。

昨今の日本の空気を読めば東日本大震災の復興義援金を送るのが筋なのかもしれないが、僕はあえてソマリア援助にした。
日本国内も大変だと思うが、僕の想像する限り、日本国内には「明日にも死んじゃうかもしれない」という大変な人は少ない。一方、ソマリアにはそういう人が多いだろう。だから、そっちを助けてあげたい。一昨年くらいまでなら、日本からソマリアへの募金をしている人も多かっただろうが、最近は国内(東北地方)にばかり目が向いて、ソマリアの事を忘れてしまった人も多いかもしれない。お金も集まりにくくなっているだろう。
だから、僕はソマリア援助をすることにした。

僕は日本人であるよりも先に、自分の事をコスモポリタンだと思いたいし。

* * *

なお、募金はメインカードで決済できた。航空券を決済できなかったのは、どうやら限度額に引っかかったらしい。どんだけヨソで無駄遣いしてんねん、俺。

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