NHK『純と愛』第9回

昨日表明した「三大黒木」(黒木瞳、黒木香、黒木華)に対して、「なぜ黒木メイサを含めないのか?」という問い合わせが寄せられたのだが、黒木メイサは平成美女すぎるので当方の趣味からは大きく外れるものであり、昭和風エロティシズムを全く感じないために除外したのだと主張する当方が、NHK朝の連続テレビ小説『純と愛』の第9回めの放送を見ましたよ。

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第2週「ほんとうのかお」

純(夏菜)は愛(風間俊介)の能力で宿泊客・北見(平泉成)の思いを探ってほしいと頼んだ。北見がバーにやって来たところを物陰からふたりで観察した。
愛の見立てによれば、北見はある女性と一緒にこのホテルに泊まったことがある。その女性の名前を呼びながら泣き崩れている様子が見て取れるという。ただし、人の本性を探る能力を使うとひどく消耗するため、それ以上のことは探れなかった。

手がかりを得た純は、古い宿泊者名簿を調べた。その結果、北見が30年前に新婚旅行でオオサキプラザホテルに宿泊していることがわかった。
もう一度北見の部屋を訪ね、彼とじっくりと話し合った。

北見は部屋に妻(松原美穂)の写真を飾っていた。確かに、彼女との新婚旅行でオオサキプラザホテルに宿泊したのは事実だという。しかも、今日と同じ部屋に泊まった。新婚旅行で妻は大はしゃぎだったという。素敵なホテルに宿泊できて夢のようだと話していたという。
しかし、北見が妻の笑顔を見たのは、それが最初で最後だった。北見は仕事にかまけて家庭を一切顧みないどころか、妻をストレスのはけ口として辛くあたった。妻に優しくすることは一度もないまま、去年の今日、彼女は死んだ。
妻の笑顔のあったこのホテルに来て、1周忌の供養をしたかったのだという。

隣の部屋がうるさいことは北見にとって誤算であり、残念なものであった。けれども、自分の妻に対する態度のバチが当たったと思えば、それを受け入れざるを得ないと納得したのだという。
しかしながら、いつまでもここにいたくない。もうチェックアウトするつもりだといって、荷物をまとめていた。
純は今一度、北見を部屋に引き止めた。

純は、宿泊部長・米田(矢島健一)と指導係・桐野(吉田羊)に相談した。大騒ぎして他の客に迷惑をかけてばかりいる粕谷(近藤芳正)の宿泊を拒否したいと申し出た。
当然、米田は猛反対した。製薬会社の総務部長として贔屓にしてもらっている粕谷の機嫌を損ねると、年間で1億円以上の売上を失うことになる。そんなことは到底できないのだ。桐野からも、いつまでも一人の客に関わってばかりで、本来のベルガールとしての任務を全うしていないと言って叱られてしまった。慌てて持ち場に帰ったが、先輩ベルボーイたちにもひどくなじられてしまった。

純は落ち込んだ。
本来の仕事ができないこと、客を笑顔にできないこと。
そして、北見が妻を大事にしなかったという話から、自分の母(森下愛子)のことが思い出された。父(武田鉄矢)も母のことをあまり大事にしていない。そう思うと、母が恋しくて仕方なくなった。
休憩室から実家に電話をかけた。

ところが、母は留守で、電話に出たのは父だった。
父と犬猿の仲である純はすぐに電話を切ろうとした。しかし思いとどまり、藁にもすがる思いで、騒いでうるさい客への対応方法を聞いてみた。
けれども父・善行は、純が自分を試して揚げ足をとるつもりだろうと警戒し、まともに答えようとしなかった。そればかりか、純の普段の態度をあげつらい、人に文句ばかり言って迷惑をかけてばかりだなどとなじった。

純はますます落ち込んだ。文句を言って迷惑ばかりかけるというのは図星であり、まるで今日の純を宮古島から千里眼で見られているかのようだったからだ。

その時、休憩室に愛が現れた。
純は愛に弱音を吐いた。このホテルで自分の理想を実現するのは不可能だ、自分を押し殺して、命じられる仕事だけやるつもりだと言って投げやりになった。

そんな弱気を愛は押し留めた。
純に必要なことは、自分で決めることだと助言した。自分が本当に社長だったらどうするか考え、そこで決めた通りに行動しろと励ました。

純は再び粕谷の部屋の前に立った。

* * *

「北見は亡き妻を偲んで泊まっているという事がわかった」という事以外に話は進んでいません。

あとは、これまでと同じようなことの繰り返しで、スカスカな内容です。
役者の技量が良ければ見ていて爽快なのでしょうが、ヒロインが大根なのでどうにもこうにも見てるのがツライ。

千香ちゃん(黒木華)が出てこなかった点もマイナス。

「姉さん、つまらないです」(高嶋政伸

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