NHK『あまちゃん』第42回

三島由紀夫の『潮騒』については原作はもちろん、山口百恵主演の映画も見たことはないのだけれど、「その火を飛び越して来い」というのはなんとなく知っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第42回めの放送を見ましたよ。

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第7週「おらのママに歴史あり」

陸での生活に張り合いの見いだせない忠兵衛(蟹江敬三)は、再度漁へ出ることを決めた。夏(宮本信子)は悲しみのあまり深く落ち込んでしまった。

忠兵衛は素直に夏を慰めることをしない。自分は陸にいるとジジイになってしまう、それにつられて夏もババアになる、そんな夏を見ているのに耐えられないなどと乱暴な言葉をかけた。それを聞いた夏は気丈に言い返した。弁当や晩酌の準備、洗濯など、忠兵衛の世話をしていたら息が詰まると述べ、いなくなれば清々すると喧嘩腰で応えた。忠兵衛は、今年で最後にすると頭を下げた。夏によれば、それは忠兵衛の毎年の決まり文句だという。夏は二度と帰ってくるなと啖呵を切った。それも毎年の決まり文句だった。

急遽、忠兵衛の送別会がスナック梨明日で開かれた。しかし、夏は相変わらずむっつりとしている。常々「去る者は追わず」と言っている夏は、夫に対しても同じ態度を貫いていた。それを見かねた春子(小泉今日子)は、追ってもらえないのは気楽である一方、寂しいものであると話した。去る者はきちんと送り出してもらうことを期待しているものだと言うのだ。

春子は忠兵衛を送り出すためにカラオケを披露した。それは20年以上前のヒット曲である「潮騒のメモリー」であった。いつも不機嫌でがさつな春子がアキ(能年玲奈)には別人に見えた。それほど見事な歌唱だった。
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「潮騒のメモリー」の歌詞は2箇所ほど聞き取れなかった。わかった人は教えて下さい。


(「Aマイナー」と「手を繋い・・・」は札幌在住Rinさんのおかげで、「友達少ない」は2chの「NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(‘j’)/Part51 >>214」のおかげでそれぞれ判明。・・・ていうか、第43回の放送で2番の歌詞が全て字幕で出ました。)

そんなわけで、今日はとにかく春子(小泉今日子)の歌が全てだと思います。歌詞と物語が重なるように作ってあるそうです。
たとえば「さよならも言わずに 再び会うための 約束もしないで」の部分は、忠兵衛(蟹江敬三)が夏(宮本信子)にまともな別れを告げずに旅立つことに対応しているわけで。
なお、その歌詞は来生えつこ作詞・来生たかお歌「夢の途中」(薬師丸ひろ子版のタイトルは「セーラー服と機関銃」)のパロディですけどね。

「火を飛び越す」というのは、マクラに書いた通り三島由紀夫の『潮騒』ですよね。歌のタイトルにも「潮騒」とあるし。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
『あまちゃん』 つづく

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