NHK『あまちゃん』第99回

『NHK連続テレビ小説 あまちゃん 能年玲奈 featuring 天野アキ 完全保存版』という書籍が発売されると知って、「すげえ勢いだな、おい」とつぶやいた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第99回めの放送を見ましたよ。

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第17週「おら、悲しみがとまらねぇ」

水口(松田龍平)は、荒巻(古田新太)が『地元に帰ろう』という歌を作り始めていることを知った。その歌の内容はまさにGMTのためにあるものだと信じ、水口やGMTメンバーらは喜ぶのだった。

しかし真相は、有馬めぐ(足立梨花)を中心としたもので、GMTはそのバックダンサーという位置づけだった。荒巻は、有馬が国民投票で大きく順位を下げたという話題性を利用して売りだそうとしているのだ。他のGMTメンバーの知らないところで、すでに有馬めぐは荒巻とマンツーマンでレッスンを始めていた。GMTの合宿所を出て、事務所が借りたマンションにも住んでいる。

有馬は合宿所を出る際、アキ(能年玲奈)に対して恋人の家に泊まると嘘をついていた。それは、ライバルとなり得るGMTメンバーを油断させ、自分がのし上がるための嘘だったのだ。アキは、有馬のしたたかさや芸能界の厳しさを思い知った。

有馬めぐが中心とはいえ、GMTのデビューが決まったことはメンバーにとっても喜ばしかった。荒巻も頻繁にレッスンルーム「奈落」にやって来るようになった。ただし、デビュー曲『地元に帰ろう』はまだ完成していなかった。荒巻は最初に振り付けを考え、そこからのインスピレーションで歌詞や曲を作るというスタイルだ。アイディア段階の振り付けを踊らせ、試行錯誤しながら歌を作っている。そのせいで曲はなかなか完成しないどころか、せっかく覚えた振り付けがご破算になることも稀ではなかった。GMTメンバーらはレッスンに明け暮れる日々だった。

その間、アキは高校を卒業した。

近々、上野のデパートで岩手物産展が開催されることとなった。その応援として、ヒロシ(小池徹平)が上野へやって来た。ヒロシはアキとの再会を喜ぶと共に、劇場前の無頼鮨で種市(福士蒼汰)が働いていることを知って動揺した。潜水士になったはずの種市が板前の見習いをしていることにも驚いたが、アキと種市が近くにいることを心配したのだ。ヒロシはアキのことが好きだが、アキが種市に片思いしていたことも知っているからだ。

ヒロシの上京を知った鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)は、アキと種市、ヒロシは三角関係だといってからかった。アキは、自分は種市に振られたし、そもそも事務所は恋愛禁止だと言って否定した。それでも、興が乗った鈴鹿ひろ美は、誰しも恋愛禁止ルールを破ってうまくやっているのだから、アキも恋愛すればいいと炊きつけるのだった。

鈴鹿は、荒巻が恋愛禁止ルールを作った理由を説明した。荒巻は自分が恋愛にかまけたことで、仕事上の失敗をしてしまったことを悔やんでいるのだという。そういった過ちを繰り返させないよう、厳しくしているというのだ。

荒巻が交際していたのは、鈴鹿ひろ美本人だという。荒巻は事務所の下っ端のマネージャーだったが、担当していた鈴鹿が爆発的な人気を博したことで、全く間にチーフ・マネージャーに昇格した。そのような時に鈴鹿の方から交際を申し込んだのだ。マネージャーである荒巻の立場では断る選択肢はなかった。事務所も、他の変な男と付き合うよりも、目の届く荒巻と付き合ったほうがマシだと考え、交際を公認していた。

ふたりが交際している頃、鈴鹿ひろ美は歌謡アイドル路線をやめ、女優の道を進みたいと考えていた。事務所の方針とは対立するので、鈴鹿は荒巻を連れて独立したいと思うようになった。しかし、荒巻は事務所を辞めることを躊躇した。目をかけて育てているアイドルの卵がいるので、事務所を離れたくないと言ったのだという。しかも、話を聞けば、その卵は鈴鹿ひろ美の『潮騒のメモリー』のカバーでデビューしたいと言っていたという。鈴鹿ひろ美は、自分の歌を他人に歌われるのが我慢ならなかった。だから、荒巻に命じて断らせた。

鈴鹿から見れば、そのアイドルの卵にはたまたま運がなかっただけだとドライに考えていた。しかし、荒巻はその少女のことを今でも気にしているという。恋愛のせいで有望なアイドル候補生を潰してしまったことを激しく後悔しているのだ。そのせいで、アメ横女学園には恋愛禁止という鉄の掟を強いている。

アキには、そこで語られている少女が春子(有村架純)であることがわかった。鈴鹿が春子のことを厚かましい女だったと評していることには内心で腹が立った。しかし、「運」の問題は仕方がないと思うのだった。たまたま荒巻と鈴鹿が恋愛関係にあり、そのせいで春子はデビューできなかった。けれども、デビューできなかったおかげで、春子は正宗(森岡龍)と結婚し、アキが生まれたのだ。

アキは複雑な気分になった。
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アキ(能年玲奈)は種市(福士蒼汰)に対して冷たい態度をとっています。話しかけられても無視するなど。
それは、種市が仕事をすぐに辞めてしまい、弱音ばかり吐く姿に幻滅したせいだと思っていました。けれども、それはあえて素っ気なくしてるのかもしれないなと、やっと気付きました。あまり仲良くしていると恋愛感情が盛り上がってしまうので、わざとつれなくすることで感情を抑えているのでしょうか。恋愛禁止ルールは重いから。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
『あまちゃん』 つづく

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