NHK『あまちゃん』第114回

8月16日未明(15日深夜)から3夜連続で「朝まで”あま”テレビ」として、第20週までの本ドラマのダイジェスト放送が行われることをお知らせする(案内ページ)当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第114回めの放送を見ましたよ。

* * *
第19週「おらのハート、再点火」

アキ(能年玲奈)がイメージキャラクターを務める予備校のポケットティッシュが街中で配られていた。偶然それを受け取ったユイ(橋本愛)の母・よしえ(八木亜希子)は予備校の伝を辿り、スリーJプロダクションに連絡をとった。それで、アキや春子(小泉今日子)と東京で再会した。

よしえは夫・功(平泉成)が意識不明で倒れてしまった時、何もかも恐ろしくなったり、自信を失ったりした。それで咄嗟に家出してしまった。初めはちょっと気分転換をして、2-3日で家に帰るつもりでいた。しかし、時間が経つにつれ帰る気持ちも失われてしまったのだという。東京ではコンビニでアルバイトをしたり、アナウンサー時代の上司(天野勝弘)にナレーションの仕事(GMTのデビューシングルのCMなど)を世話してもらって食いつないでいたという。

北三陸でのよしえは、主婦として家族の顔色ばかり気にして生きていた。自分の考えややり甲斐を持たず、ひたすら家族に奉仕するばかりだったのだという。東京では、自分で仕事をすることにより、やっと一人前の人間として世間と関わっている気分になれたのだという。それはそれで良い面もあった。しかし、今は寂しくてしかたがないという。家族に会いたくて仕方がないという。

そんなよしえに対して、春子は必ずしも優しくはなかった。よしえの失踪で、地元の人々がどれだけ心配し、迷惑を被ったかを話した。特に、ユイの心労については強調した。よしえがいなくなったせいでユイは上京とアイドルの夢を諦め、高校も中退し、ひどく荒れてしまったことを伝えた。今でこそスナック梨明日で働いたり、海女として更生したが、そこに至るまでの周囲の人々の気遣いも尋常ではなかったと言うのだった。さらに春子は、自分も家出した経験を話した。夏(宮本信子)と和解するのに25年もかかったことを引き合いに出し、よしえを叱るのだった。

よしえは家族に知らせることを嫌がったが、春子は無事を伝えるべきだと主張した。春子はアキに電話をするよう命じた。アキはヒロシ(小池徹平)に電話をかけた。

その時、ヒロシは功と共にスナック梨明日にいて、夏とユイの送別会に参加していた。夏は1週間後にユイを伴って東京見物に出かけることにしていた。それの送別会が行われていたのだ。ユイは初めての上京にワクワクしていた。ガイドブックと首っ引きで、楽しそうに観光先の下調べやみんなへのお土産の選定を行なっていた。

よしえが見つかったと聞いたヒロシは、すぐにユイにも伝えた。するとユイは東京行きを取りやめてしまった。自分を捨てた母親に会いたくないというのが理由だった。ユイは東京行きをやめたことでアキに謝罪の電話をかけた。ユイは、自分が東京に行こうとすると必ず邪魔が入る運命なのだと落ち込んだ様子で話した。そんなユイに対して、東京は意外と近いのだと説得し、いつか東京に来れる日も来ると励ますのだった。

ただしアキは、ユイとの電話で種市(福士蒼汰)のことは話せなかった。先の電話で、ヒロシには自分が種市と交際を始めたことを伝えたが、ユイにはまだ話すことができなかった。

それからしばらくして、夏が上京した。ユイの代役として、大吉(杉本哲太)が付き添ってやってきた。夏が東京に来たことには大きな理由があったのだが、夏はまだ誰にもそれを打ち明けていなかった。
* * *


今日は全編暗くてゲンナリしました。ゲンナリするほど、よしえ役八木亜希子の憔悴メイク&芝居が見事でした。朝から見せられると一日中ゲンナリするほどの鬱っぷりでした。

春子(小泉今日子)は、よしえが以前に看護で疲れていた時や、ユイ(橋本愛)がヤンキー化した時に優しく接していました。普段はガミガミとうるさいのだけれど、弱っている者への慈悲心にあふれる人物だと思われていました。だから、今日のよしえに対しても、結局は優しく受け入れてやるのだろうと予想して見ていました。けれども、終始よしえを咎める態度を崩さず、静かに怒り続けていました。その姿が恐ろしく、こっちも朝からゲンナリ。

アキ(能年玲奈)もアキで、よしえ発見をヒロシ(小池徹平)に伝える際、自分が種市(福士蒼汰)と交際を始めたことも一緒に伝えました。普通、そういう上京でそういうこと言うか?と思うとゲンナリしました。

ゲンナリ3発です。

良かったところといえば、ユイの作ったオムライス。ケチャップライスの上に乗せたトロトロのオムレツをナイフで開いて食べるタイプでした。いわゆる「タンポポオムライス」です。僕も自分でオムライスを作る時はこれをやろうとするのだけれど、ぜんぜんうまくいかない。


ちゃんとしたのを食べようと思ったら、たいめいけんに「タンポポオムライス(1850円)」というメニューがあります。この店のメニューを良く見ると、タンポポオムライスには括弧つきで「(伊丹十三風)」と書いてある。そう、夏ばっぱ役の宮本信子が主演で、その夫である伊丹十三が監督を務めた映画『タンポポ』に出てくることで一躍話題になったオムライスですよね。映画ではノッポさんこと高見映が作ってましたね。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
『あまちゃん』 つづく

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント (2)

  1. 「終始よしえを咎める態度を崩さず、静かに怒り続けていました。その姿が恐ろしく、こっちも朝からゲンナリ。」という感想がちょっと浅くて残念でした。
    春子はよしえに真剣に向き合っている。アイドルになれなかったユイの立場も、家出をせざるをえなかったよしえの立場も分かる、だからよしえにはきちんと家族に向き合ってほしいのだと思います。だから見つかったことをアキから家族に伝えたのでしょう。人生に逆回転はないという言い方は一見冷たいようだけれど、過去にきちんと向き合うこと、そして、これからの人生の生き方によって、過去を乗り越えていってほしいと言いたいのだと思います。
    私は今日の放送が今週で一番感動しました。春子の優しさに泣けました。

    • そうですね。小泉今日子さんが春子の複雑な心境を好演してましたね。見る者にまで張り詰めた緊張感を与えるいいシナリオだったと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。