NHK『あまちゃん』第133回

8月分のスタンプラリーをコンプリートできたのでオリジナルTシャツに応募する権利を得た当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第133回めの放送を見ましたよ。

8月分スタンプラリー

8月分スタンプラリー


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第23週「おら、みんなに会いでぇ!」

2011年3月11日14時46分、大きな地震が発生した。

アキ(能年玲奈)とGMTは東京EDOシアターの地下リハーサル室で、翌日のコンサートの稽古をしていた。宮城を震源とする地震だという情報が伝わり、仙台出身の小野寺薫子(優希美青)の家族の安否が心配された。アキは、仙台経由で東京に向かっているユイ(橋本愛)のことを思った。すぐに小野寺の母(石田ひかり)やユイに連絡を連絡を取ろうとしたが、いずれも電話は通じなかった。

初めは気楽に考えていた一同であったが、情報が入ってくるにつれて緊張感が高まった。地震発生の1時間後には、テレビで大津波の中継が行われた。それはまるで映画のようであり、とても現実のものとは思えなかった。一方でアキは、やっと夏(宮本信子)のことが心配になった。夏の家は海に近いので、津波の被害をまともに受けそうだったからだ。しかし、電話は一向に繋がらなかった。

地震発生時、ユイは北三陸鉄道に乗っていた。ちょうど畑野トンネルにさしかかった頃に大きな揺れに見舞われた。列車は緊急ブレーキをかけ、車両は真っ暗なトンネルの中で停止した。その列車には、乗務員として大吉(杉本哲太)が乗り込んでいた。トンネルの中では外の様子がわからず、携帯電話も繋がらなくなった。列車には鉄道無線が搭載されていたが、運転指令所でも事態が把握できておらず、その場で待機するよう命令されるだけだった。

乗客はユイも含めて10人弱だった。大吉は、内心ではひどく動揺した。しかし、乗客を安心させ、彼らの安全を確保するため、つとめて落ち着いているように装った。状況を説明し、余震が続く中、ひとりひとりに笑顔で話しかけた。

大吉の無線に、大津波警報が発令されたという連絡が入った。そのため、運転指令所も全員が避難するという。大吉たちの列車への指示はなかった。そのため、大吉はその場に留まることとした。北三陸鉄道の車両はディーゼル車なので自前で発電することができ、照明や暖房の心配はなかったからだ。

地震発生から約2時間、ついに大吉はトンネルの外へ様子を見に行くことにした。暗いトンネルの中を、前方に見える出口の小さな光だけを頼りに歩いて行った。乗客の前では気丈に振舞っている大吉であったが、恐ろしくてたまらなかった。大好きな「ゴースト・バスターズ」を口ずさみながら自分を奮い立たせて歩いて行った。

大吉がトンネルの外で見たのは、凄惨な風景だった。津波の押し寄せた痕跡がまざまざと残されていた。線路上には瓦礫が散乱していた。一歩間違えて、車両がトンネルの外で停止していたらと考えるとゾッとした。勝手に車両を出て、大吉を追ったユイもその光景を見た。ふたりは放心状態になってしまった。

19:30を過ぎた。東京EDOシアターには、タレントやスタッフのほとんど、そして社長の荒巻(古田新太)までが残っていた。荒巻は翌日のイベントの延期を決定した。中止ではなく、あくまで延期だという。誰もそれに反対するものはいなかった。

そして、やっと小野寺の母の無事が確認された。小野寺のファンが、仙台の避難所小野寺の母を見たという情報をブログのコメント欄に書いてくれた。それで一同はひと安心することができた。

しかし、アキはまだ夏やユイの安否を確認できずにいた。けれど、アキのミサンガが1本切れた。今はそれが吉兆だと信じることで希望が持てた。

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僕はちょっと前に吉本浩二『さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録』という漫画で、東日本大震災の時の三陸鉄道の被災と復興状況の大筋について知りました。ドラマと同じように、トンネルの中で車両が停止し、結果として難を逃れたと語られています。
史実では、乗客は2名だけだったそうです。そのうち1名は耳の不自由な方で、筆談で状況を知らせるという泣ける話が出てたりします。そして、真っ暗なトンネルの中、乗務員が勇気を振り絞って外へ安全確認に出るという話もバッチリ出てます。本ドラマと合わせて、ぜひお読み下さい。

今日前回の後半から語りが小泉今日子に変更。あまりに自然すぎて、まったく違和感を感じない。なお、番組当初は宮本信子、中盤で能年玲奈だったので、これで天野家親娘三代が全員語りをやったことになります。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
『あまちゃん』 つづく

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