機動戦士ガンダム展: THE ART OF GUNDAM

大阪文化館・天保山にて、2014年8月31日までの会期で『機動戦士ガンダム展: The Art of GUNDAM』が開催されているので見物に行ってきた。

大阪文化館・天保山の外観。 大阪市営地下鉄中央線・大阪港駅から徒歩5分ほど。僕は人の流れについていったら、間違えて海遊館に言ってしまい、ちょっと遠回りになった。

大阪文化館・天保山の外観。
大阪市営地下鉄中央線・大阪港駅から徒歩5分ほど。僕は人の流れについていったら、間違えて海遊館に言ってしまい、ちょっと遠回りになった。

当日券は2000円。シャア専用ザクが描かれていた。
チケットの絵柄は何種類かあるようだ。行列(後述)で僕の前に並んでいた男の子はグフの絵柄だった。チケットブースで希望絵柄は聞かれなかったので、たぶんランダムに配布されているのだと思う。シャア好きの当方なので、シャア・ザクが当たったことはこの上なく嬉しかった。

シャア専用当日券

シャア専用当日券



僕が会場に着いたのは午前11時半ころ。日曜日だというのに、チケットブースは空いていたように思う。待たされることなく当日券を買うことができた。前売り券を持っている人もあまりいないようだった。ざっと見た感じ、来場者の1割程度か?

「日曜だというのに、このガラガラぶりよ。ガンダムの時代も終わったんだな・・・」
とシンミリしながら入場口に向かった。

しかし、入場口には200人位の待ち行列ができていた。チケットブースはあんなにガラガラだったのに、入り口に人が大量にいることに驚いた。
係員の説明によると、展示の最初がシアターでの映像上映なのだという。シアターの収容人数に限りがあるので、入場制限をしているのだそうだ。それで入り口に行列ができていたのだ。
だいたい20分弱待たされただろうか。シアターの定員はおよそ50人、上映時間は5分程度だったように思う。

いよいよ当方が入場する段になり、説明通りまずはシアターに誘導された。

シアターはホワイトベースのブリッジを模した物なのだという。その中でアニメーションが上映された。
シアターの中には観客の前面と背面に計2枚設置されていた。それぞれに投影される映像が異なるので、両方見ようと思うと前を向いたり後ろを向いたりしないといけないので忙しい。
観客の背後のスクリーンには、艦長席に座るブライト・ノアの映像。前面のスクリーンはブライト艦長の視界とほぼ同じ。つまり、艦橋の窓があり、窓の前には操舵席のミライ・ヤシマがいる。画面右端には通信席のセイラ・マスも見える。観客は、ちょうどブライトとミライ達の間にいるという位置関係。

ホワイトベースは宇宙におり、窓には地球が大写しになっている。第5話「大気圏突入」のワンシーンであることは、ファンならすぐに分かる。ムサイから発射されたミサイルが目の前を掠めていったり、ガンダムが発進していったり、クラウンのザクが迫ってきたりと臨場感抜群。

しかし、しかしである。
僕が気になって仕方なかったのは、ミライのお尻。ちょっぴりケツデカで有名なミライのぷりぷりしたお尻がずっとこちらを向いているんだ。ブライトが大気圏突入は大丈夫かと声をかけると、ミライは一瞬こっちを振り向いて、自信は無いが最善を尽くす旨を発言する(原作通り)。
そのミライのかわいらしさよ。こんなぷりぷりオシリを毎日見ていれば、ブライトがミライに惚れるのもわかる。

ただ、シャアのザクがブリッジに取り付いて投降を呼びかけるというくだりのコレジャナイ感は半端無かった。

その後、メインの展示会場へ。
展示は設定資料集や原画の展示。地味といえば地味。しかし、ファンなら大興奮間違いなし。安彦良和(キャラクターデザイン)や大河原邦男(メカニックデザイン)の往年の映画ポスターの原画などが展示されていて、うっとりと見とれてしまいました。
ガンダムの有名な冒頭シーン(故・永井一郎の「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって早半世紀」ナレーション)ではコロニーの中を鳥が飛んでいるのだが、それの動きを描いた一連の原画にもジーンと来た(ジーンと言っても、シャアの部下で最初にガンダムに倒されたあのパイロットのことではない)。「ここから物語が始まったんだよなぁ」と。

その他、特別展示品として3万分の1のスペースコロニー(展開型)の模型があった。全長1メートル強。コロニーの羽根状のミラーから覗くと、コロニー内部の風景がちゃんと見えた。かっこいい。いい出来。
一方、最終話で吹き飛ばされたガンダムの頭部だと言う原寸大(?)の模型もあった。こっちのコレジャナイ感にはがっかり。原作の映像を見れば、最終話でガンダムの頭部はどう見ても蒸発しているのに、半壊の状態で残っているなんておかしいだろ、と。頭部の電気系統が生きているらしく、サブカメラ等が点滅していた。ううむ・・・。

今回の展示は、ファーストガンダムが9割以上。
展示の最後にその他のガンダムサーガの総集編ビデオや秋からの新番組『Gのレコンギスタ』(監督・富野由悠季)の宣伝で終了。

ガンダム展図録 2,500円

ガンダム展図録 2,500円

物販で図録を購入し、「さて、帰るか」と思いつつも、トイレに寄ってから帰ることにした。
ところが、トイレが最高のファンサービスだった。

まず、トイレの案内板がシャアとセイラ。

赤い彗星を青くしちゃったらダメだろー。

赤い彗星を青くしちゃったらダメだろー。

トイレの中もまたすごい。

シャア専用個室。

内壁も赤く塗られていましたが、便器等は普通でした。

内壁も赤く塗られていましたが、便器等は普通でした。

テム・レイの作ったガンダムのパワーアップ・パーツが無造作に落ちていたり。アムロが投げ捨てた後ここに転がってきたのか。

これをガンダムに取り付けろ

これをガンダムに取り付けろ

アカハナが天井裏から覗いていたり。

ここはジャブローだったのか

ここはジャブローだったのか

いい音色がしたり(マ・クベ所蔵)。

あの壺はいいものだー!

あの壺はいいものだー!

残念ながら、女子トイレがどうなっているか僕は確認できませんでした。
どなたかチェックしてきてください。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント (1)

  1. パトリシア

     こんばんは〜!aim-oreさん(^^)
    初めまして!ガンダム検索してたらこのブログにヒットしました、楽しく読ませて頂きました。かくいう私もガンダムファンなのれす。
    「機動戦士ガンダム展」in 大阪は今月ですか、私も拠点が関西なんで、行くなら今月中しか無いので迷ってます(^_^;)
    私はガンダムのファースト・シーズンが好きなのですが、特に好きなキャラはカイ・シデンですね〜、あんまり人気無いみたいですが、やたら殴られてるイメージもありますけど。
    でも、カイの屈折した所も良いですよね?偽善を見抜く目は後にジャーナリズムへ目覚めるとの事で納得出来ます(後の事はあんまり知りませんのでwiki参照しました)。
    カイがメインのエピソードで好きなのは、ジオン軍の工作スパイであるミハルとの出会いでしょうか。
    もちろんalm-oreさんならご存知でしょう、ミハルの最後はあまりにあっけなく、故に悲しいです。残されたミハルの兄妹の事を想像するだけで、戦争の無慈悲さをアニメながらに描ききってる傑作回だと思います。
    またガンダムネタ楽しみにしてま〜す!(^.^)/~~~

パトリシア へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です