NHK『あさが来た』第41回

高見沢俊彦作詞・作曲『真赤なウソ』(歌・明石家さんま)には「どんなに男が偉くても女の乳房にゃかなわない」という歌詞があるのだけれど、女のほっぺたもかなりグッと来るよなと思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第41回めの放送を見ましたよ。

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第7週『だんな様の秘密』

九州の炭鉱に、前触れもなく新次郎(玉木宏)がやって来た。
鉱夫たちは緊張した。拳銃を持ち歩くあさ(波瑠)のような気性の荒い妻を従える夫なので、どれほど強い男なのかと恐ろしくなったのだ。
しかし、あさと話をする新次郎を見ると、どうにも頼りない優男である。鉱夫たちはわけがわからなくなった。

あさは新次郎に炭鉱の様子を説明した。
鉱夫たちは10日以上も仕事をサボっているが、明日から仕事を再開することになったと話した。鉱夫たちが態度を改めた理由は、あさが拳銃で脅したからであると説明した。

それを聞いた新次郎は、あまりいい顔をしなかった。
武器で相手を従わせようとすると、相手はそれに負けない武器を持つようになる。するとこちらは、さらに強い武器を手に入れて対抗しなくてはならない。つまり、力づくで押さえつけようとしても、争いがエスカレートするだけだというのだ。特に男はそうである。

続けて新次郎は、女には女の良さがあると話した。
特に、女としてのあさの武器は「やわらかいほっぺた」だと言う。新次郎は、あさのやわらかいほっぺたに触れ、いつもそれには敵わないと降参した。
鉱夫たちを働かせるにしても、拳銃に頼らず、あさなりのやり方があると諭すのだった。

翌日、約束通り鉱夫たちは仕事を始めた。
彼らの前であさが挨拶することになった。炭鉱支配人・宮部(梶原善)は新次郎にも一言話すように水を向けたが、弱虫の新次郎はコソコソと逃げてしまった。

あさは、拳銃で脅したことを謝罪した。二度と拳銃を使わないことを誓った。
加えて、鉱夫たちの噂通り、加野屋の経営状況も苦しいことを打ち明けた。しかし、炭鉱が将来の日本を背負って立つ重要な産業であることに間違いはなく、加野屋の景気が良くなることは間違いないと力説した。蒸気機関の利用により、大量の人や物資を運ぶことができるようになるが、その原動力となるのは石炭であり、炭鉱だからだ。

炭鉱が将来の日本を支えていくことになるが、炭鉱の中で一番偉いのは所有者である自分ではないと話した。実際に山に入って、石炭を採る鉱夫たちこそが一番偉いのだと強調した。鉱夫ひとりひとりが誇りを持って働き、九州から日本を支えて欲しいと応援した。
この話に鉱夫たちも感じ入った。

あさは鉱夫たちに勝負を持ちかけた。
自分と相撲をとれというのだ。あさが勝てば、鉱夫たちは今まで休業した分を取り戻すだけ働けという条件をつけた。

* * *


脅された結果とはいえ鉱夫たちは働く気になったのだし、あさ(波瑠)のスピーチで鉱夫たちは仕事に対する誇りと情熱を持つことができた。
それで良かったじゃないか。

なんで相撲するんだ?僕にはよくわからない。。。

本文では割愛したけれど、大阪の正吉(近藤正臣)と番頭・雁助(山内圭哉)が、何やら意味深な会話をしていた。20年前、新次郎(玉木宏)になにかがあったらしいのだ。

20年前といえば、ちょうど新次郎とあさが出会った頃か?
何があったのか明らかにはされなかったけれど、今週のサブタイトル『だんな様の秘密』と関連しそうではある。しかし、今週の放送はあと1回なわけで、明日なにか波乱があるのか?

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