NHK『あさが来た』第89回

左手薬指を深爪して思うようにギターが弾けなくてイライラしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第89回めの放送を見ましたよ。

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第15週『大阪の大恩人』

政府が1500万円を投資した北海道開拓事業を五代(ディーン・フジオカ)にたった39万円で払い下げられるということで日本中が大騒ぎになった。
五代に乞われ出資した大阪商人たちも激怒した。五代が密かに私腹を肥やそうとしているのだと思い、裏切られたと感じたからだ。

五代は大阪商工会議所の会員を集め謝罪した。
しかし、ただ頭を下げ、商工会議所会長を辞任すると述べるだけで、事件の真相については何も話さなかった。その態度がますます商人たちを怒らせた。

あさ(波瑠)も真相を知りたかった。他の商人たちが怒鳴る中、あさだけは幾分冷静だった。みんなが納得するよう説明するよう諭した。
けれども、五代は頑なに黙っているばかりだった。

そこへ、商工会議所にはめったに顔を出さない新次郎(玉木宏)がやって来た。

新次郎は北海道開拓事業に関する政府資料を調べたのだという。本来それは機密文書であったが、五代の秘書である三坂(中川浩三)が事態を収拾さえるために見せてくれたのだという。
その写しを大阪商人たちに配布した。

資料によれば、政府の北海道開拓事業はここ10年間失敗ばかりで、全く利益が出ていなかった。しかし、ここで手を引いては投資が全て無駄になる。そこで、政府の方から商売上手な五代に託したのだわかった。
要請を受けた五代も利益が得られる見込みがあるかわからなかった。そこで精一杯投資できる額が39万円だったのだ。それで政府も合意し、払い下げられることとなった。
つまり、五代は儲かるとわかっている事業を安く買い叩いて密かに私腹を肥やそうとしていたのではなく、むしろ逆に損失を出す覚悟で臨んでいたのだ。

儲けが確実ではなかったと知り、大阪商人たちはますます騙された気になり、怒気を強めた。

それをなだめたのは榮三郎(桐山照史)だった。実は、新次郎に政府資料を調べるよう指示を出したのも彼だった。
榮三郎は、五代が自分たち大阪商人が日本一の商売上手だと信じて仕事を任せてくれた期待に応えるべきだと話した。自分たちは、その期待に答えられないばかりか、今まで世話になった五代の初めての失敗に手のひらを返すほど白状だとは恥ずかしいことだと説得した。

その話に商人たちは反省し、溜飲を下げた。五代をもう一度信じ、共に商売をすることを誓った。
五代に大阪商工会議所の会長を続けるよう要請し、一致団結した。
五代もそれを受け入れ、これ以後も大阪商人たちと共に多くの事業を手がけることとなった。

騒動が落ち着き、あさは家に帰った。
千代(中川江奈)は人形遊びをしていた。人形を子供に見立て、千代は母親の役をしていた。彼女は世間一般の母親のセリフを言っているのだ。

あさは自分が普通の母親と違う理由を説明した。
自分は商売が好きである。みんなで力を合わせて困難を乗り越え、世の中を良い方向へ変えていくことが好きでたまらない。だから普通の母親とは違うのだと話した。

あさは、千代には理解できない話だと思っていた。
しかし、意外にも千代はすんなりと受け入れた。千代の物分りのよさに、あさは胸が打たれた。
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こちらからは以上です。

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