NHK『あさが来た』第107回

伊藤理佐『おかあさんの扉5 なにそれ! ?五歳児』を読んでいたら、夫・吉田戦車のコラムの中で彼が仮面ライダーシリーズが大好きだという話が出ており、彼はとある仮面ライダーシリーズがどうしても気に入らず見るのをやめようとした時に、伊藤理佐から「だめだよ。45年間見続けているものを見るのやめちゃ。それはヨシダさんの財産なのだから」と言われたというエピソードが紹介されており、何か思うところのあったらしい当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第107回めの放送を見ましたよ。

* * *
第18週『ようこそ!銀行へ』

加野屋の朝。
あさ(波瑠)はみなより早く朝食を摂り、新しく雇い入れた女子工員たちの訓練にあたっていた。
新次郎(玉木宏)と千代(小芝風花)、よの(風吹ジュン)が一緒に食卓にいた。

高等小学校卒業後は花嫁修業をしたいと希望する千代に対して、新次郎は京都の女学校へ進学することを提案した。千代は、自分の希望が受け入れられないと思って腹を立てた。
しかし、新次郎によれば、女学校は職業婦人の育成だけではなく、花嫁修業としても適していると話した。女学校は忠節や礼節の教育も手がけており、特に新次郎が選んだ女学校は京都の中でも家事や裁縫に力を入れているのだという。故に、千代の希望にも沿うのだという。
加えて、千代は大阪の狭い世界しか知らずに育ってきた。一度家を離れて、見聞を広めることも重要だというのだ。

よのは千代と離れて暮らすことを寂しがったが、新次郎は続けた。
あさと千代を比較した場合、確かにあさは学問や商売はできるが、女性らしい点や母親らしいところはない。
しかし、あさは決して人の陰口を言わない。それだけで尊敬に値するというのだ。
対して、千代はいつもあさの悪口ばかり言っている。それは、千代が人間としての器がなっていないことを意味する。だから、家を離れ、京都の女学校で人間として成長する必要があるというのだ。

千代はますます腹を立て、イライラしながら高等小学校へ向かった。

それと入れ替わりに、はつ(宮﨑あおい)が訪ねてきた。あさからの手紙を受け取り、藍之助(森下大地)を迎えに来たのだ。

藍之助が両親に無断で家出してきたのであって、家族の了承を得たということが嘘であることが判明した。
藍之助の言い分は、祖母・菊(萬田久子)が応援してくれたということだけは事実だというものだった。商売の勉強をしたいと菊に相談したところ、世が世なら藍之助は大阪一の両替商であった山王寺屋の跡取りだったのだから、行って来るべきだと言ってくれたのだという。学校で商売の初歩は学んだが、話を聞くのと実際に働くのとでは大違いで、様々なことが学べたと話した。

藍之助は、どうしても商売を学びたいという。和歌山の山奥で一生みかんを育てて暮らすなど御免だと言い切った。
黙って聞いていたはつだったが、みかん農家を愚弄したことで激昂した。惣兵衛(柄本佑)の前で同じことを言ったら、はつは二度と藍之助を許さないと叱るのだった。

そこへ、よのがやって来た。
よのは藍之助のことをかわいく思っており、はつや藍之助のことを家族の一員だと思っていると話した。なぜなら、妊娠中のはつが急に産気付き、この家で藍之助を産んだからだ。だから、よのは藍之助とならば一緒に暮らしても良いと考えている。先ほど、新次郎が千代を京都の女学校に送り込むという話を聞いたばかりである。その寂しさを紛らわせるためにも、藍之助がそばに居てくれたら嬉しいと話した。

けれども、よのは、あさが藍之助を家に置くことを許さないだろうと話した。
あさは、銀行家として信用を何よりも重要視している。ところが、藍之助は両親の承諾を得ているという嘘をついて加野屋に潜り込んだ。あさは嘘をつく人間を銀行で働かせることは絶対にないだろうと言うのだ。
一度和歌山に帰って、家族ともう一度よく話し合い、正式な承諾を得てから出直すよう藍之助を諭した。

そう言われると、藍之助は反論できなかった。
素直にはつと一緒に帰っていった。

あさが朝の銀行業務を終え戻ってくると、すでにはつたちは帰った後だった。みかんの繁忙期なので、はつは一刻も早く帰りたかったのだ。
あさは、はつと話ができなかったことを残念がった。
* * *


見事に、ヒロイン不在で話が成立する回でした。
もちろん、ヒロインが出ないとアレなので、あさ(波瑠)が女子行員たちを教育するシーンや、女子行員たちの初出勤のシーンなどがアリバイのように挿入されていましたが。でも、まとめ記事からはバッサリ切った。

藍之助(森下大地)が退場したので、これからしばらくは千代(小芝風花)の進学問題と、女子行員たちの奮闘が描かれるんでしょうね。
女子行員は4人いるわけだけれど、大口顧客の娘である工藤サカエ(横田美紀)が中心人物として扱われるんでしょうね。今日も、彼女だけが名前のテロップが出ていました。なんといっても、ヒロインの波留と同じ事務所らしいし。

4人のうち誰かがトラブルを起こしてその解決に奮闘するという展開が予想できるわけだけれど、一体誰がトラブルメーカーになるのか。
女優の事務所から予測するに、波留と同じ事務所のサカエは基本的においしい役回りで、サンミュージック系の高木ツル(村崎真彩)と末松すず(三宅唯真)はスルーで、地元密着芸能事務所WACの中川ハト(加藤千果)あたりで何か起きそうな気がしたり、しなかったり。
ていうか、僕が加藤千果さん推しってだけなんだけど。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。