四角形の面積の公式

僕が大学1年の時、生まれて初めて買ったコンピュータ関連の書籍が、奥村晴彦先生の「C言語による最新アルゴリズム事典」である。
C言語はいまだに使いこなせないし、この本に載っている素数を求めるアルゴリズムとかもすっかり忘れてしまったダメダメな僕だけれど。

いろいろなアルゴリズムに関してとても分かりやすい解説文が付いていて、その部分を拾い読みするのが楽しかった思い出。分かるものと分からないものでは、前者の比率の方が多かったけれど、後者を何度も繰り返し読んだっけ。
数学読み物として、これ以上愉快な本には少なくともこれまでに出会っていない。

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ダコタハウスで捕まえて

本日は12月8日である。この日だけは私にとって何よりも象徴的な日である。そう、日本の終戦記念日であると同時に、私がbmbさんから村上春樹の「遠い太鼓」を勧められた日から113日経過した日なのである。この事実から分かることは、大和郡山市のとある書店で村上春樹の「遠い太鼓」を購入し、想像していたよりも分厚い文庫本にちょっとびっくりし、おっかなびっくり最初からページを手繰り始めたのだが、ものの数ページも読んだところで面白いエッセイ集だということが分かって、一気に読み終えたあの夏からすでに4ヶ月近く経ってしまったということである。その4ヶ月近くの間、僕がどんな新しいカフェで夏の暑さをやり過ごし、木の葉舞い散る散歩道でどんな美しい少女に恋をしてそして破れたかとか、いわゆるデビッド・カッパーフィールド式のくだんないことから書き始めねばならないのかもしれないが、その手の話をする気にはなれない。そんなことを書き連ねたところで退屈であくびが出るばかりだし、それにだいたい、僕が先日の名古屋出張へ持っていったスーツケースがうちのネコの爪とぎ代わりに使われていて、あちこちほつれているなんてことを知ったところで、君の知的好奇心が満たされるわけでもあるまい。

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3年ぶり2回目の「山ちゃん」

赤い彗星名古屋名物の手羽先屋・世界の山ちゃん栄店で「赤い彗星」という甘ったるいカクテルなんぞ飲んだ夜。

本当は「女子大店」に行く予定だったのだが、外部からの干渉により「栄店」にいく羽目になってしまった。
ままならぬ人生よのう。

安定したチェーン店なので、きっと店舗ごとの味の違い等はないとは思うが、とにかく「女子大店」に行きたかったのだ。
そう、その店名にロマンがある。男のロマンだ。
女子大、女子大。

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「情けは人のためならず」、そして憤り、とりあえず小さなことから

僕は基本的には利己的な人間なので、どうすれば自分の収入が増えるか一生懸命考えている。
その一方で、なんとなく情にほだされやすい所もちょっとだけあったり、たまに義憤に駆られることもある。
何か、世のため人のためになることができたらいいなぁと、ちらりと考えて、試しにやってみたりすることもある。

僕は自分のblogに Amazon アソシエイトの広告をはって、自分のお小遣いを増やそうと一生懸命がんばっている。
しかし、Amazon アソシエイトで年間に獲得する金額は僕の1ヶ月の書籍代にも満たない、ちょっとムカツク。
何か、もっとガバガバと楽して紹介料が増えたらいいなぁと、いろいろと考えたり、実行したりする。

今朝、割と簡単に新作戦を思いついた。

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強制終了Tシャツ

roripop たんのはてなブックマーク経由で知ったんだけれど、強制終了Tシャツ

マッキントッシュは生涯通算で3分ほどしか触ったことがないのでよーしらんのですが、

強制終了のコンビネーションキー「コマンド+オプション+エスケープ」をモチーフにT-シャツ

だそうです。

AT互換機ユーザーの当方としては、Ctrl – Alt – Delete があれば十分だし。
以前にも書いたことがあるけど、
便利なキーボード
これでよいのだ。

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四国に行ってみる

生まれてこのかた、四国に上陸したことがなかったので、これからちょっくら行ってくる。
特に讃岐うどんを食べるわけでも、お寺をまわるわけではないけれど、行くものは行く。

天気も良いし、楽しいドライブになるんじゃないかと期待している。
運転のお供には、Eric Clapton のブルース・アルバム “Me and Mr. Johnson” を積んだ。
本当は、B. B. King と一緒に作った “Riding with the King” も聞きたかったのだけれど、CDが見つからないものは仕方ない。

あと、山瀬まみCDも5枚ほど車に搭載した。
“Private Edition”、”親指姫”、”親指姫 ふたたび”、”Might Baby”、”山瀬まみコレクション”。
本当は “RIBBON” も持っていたはずなのだが、ここ数年見当たらない。
実はものすごくショックを受けているのだが、もうオトナだから我慢する。

これ以上うだうだCD探したり、blog 書いたりしていると、いつ四国に着くかわからないのでもう出発することにする。

ウィノナ・ライダーのエログパーツ: 映画『ダーウィン・アワード』のプロモーション

2007年12月1日より、映画『ダーウィン・アワード』が公開になる。
この映画のプロモーションとして、ウィノナ・ライダーのエログパーツが配布されていたので、当blogにも貼り付けてみた。

なんだかよく分からない映画だが、予告編によれば、ダーウィン・アワードとは、最も愚かな方法で死んだ人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる実在の賞とのこと。
生命保険会社に男女2人の調査員(ジョセフ・ファインズとウィノナ・ライダー)が、バカで早死にしそうな人々を見つけ出して保険から外すことで、会社の利益を増やそうとがんばる映画らしい。
予告編を見る限り、調査員の2人は最初はバカな人々を軽蔑しつつも、付き合ううちに彼らの行き方の素晴らしさに共感するとかなんとか、そういう話らしい。
<もにょもにょ>陳腐だ・・・</もにょもにょ>

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ゆかりの日: ユカリちゃんやらユカちゃんやら

ゆかりにはゆかりの深い当方である。

一条ゆかりの「有閑倶楽部」は全巻読破した (なお、現在放映中のドラマは見ていない)。
鈴虫寺の記事のマクラに出てくる同級生の女の子の名前は、こっそり白状するとゆかりちゃんである。
愛知県に出かけたときは、できる限り海老煎餅の「ゆかり」を買うことにしている。

いかに当方がゆかりにゆかりがあるか分かってきたことと思う。
しかし、さらにゆかりとのゆかりは続く。

当方の「ご飯の3大お供」といえば、納豆、永谷園のお茶漬け、そして「ゆかり」である。
ゆかりとは、広島の三島食品が発売している赤しそを粉末状にしたふりかけである。
ゆかりがあれば、とりあえず丼飯2杯はいけるところである。

話は今日の昼、社食でのできごとに移る。
そこには、おにぎり2個が100円で売られていた。
ただし、海苔が巻いてあるものと、のりたまのようなふりかけのかけられたものとのセットであった。

以前、この食堂でゆかりちゃんのかけられたおにぎりがあったことを僕は知っている。
そこで、食堂のおばさんに、ゆかりちゃんにぎりはないかと尋ねてみた。
すると、おばちゃんは親切にも
ゆかりちゃんのおにぎり、すぐ作りますよ。2個ともゆかりちゃんでいいですか?
と言ってくれた。
もちろん、ダブルゆかりちゃんで、即刻オーダー。

満面の笑みで、ゆかりちゃんにぎりを食す。
ゆかりのおにぎり

ちなみに、すでに僕はゆかりちゃんのことを呼び捨てにできない体になっている。
とはいえ、もともとは食堂のおばちゃんが「ゆかりちゃん」とちゃん付けで呼んでいたのにショックを受けたのがきっかけだけど。

なんかね、ゆかりちゃんって呼ぶと、可愛い女の子にいたずらしているような、インモラルな興奮が得られるのさ。
僕だけかもしれんけど。

なお、しそのふりかけがなぜ「ゆかり」と呼ばれているかには深い理由がある。
あのふりかけは紫色だが、実は紫のことを「ゆかり」と呼ぶのだそうだ。
三島食品のゆかりちゃんのコーナー

古今和歌集の中に、
紫のひともとゆゑに むさし野の 草はみながらあはれとぞみる  (読み人知らず)
とあります。これは「むらさき草がひともと(1本)咲いている、という”縁=ゆかり”だけで、武蔵野の草花が皆いとおしく、身近に感じてしまう」という意味になるそうです。この「縁」あるもの、「ゆかり」あるもの=むらさき草で、ゆかり(縁)の色は紫色を言うようになりました。

と説明されている。

目をつぶれば、肩口で髪を切りそろえ、紫色の和服を着たゆかりちゃんという奥ゆかしい女の子が、じっと花を見つめながら自分との逢瀬を懐かしんでいるんじゃないかという妄想も沸いてくる。
僕だけだと思うけど。

ところで、「ゆかり」と「ゆか」は似ている。
ゆかにもゆかりの深い当方である。

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