『Banana fish』読書感想文 by kaihiraishi

 @kaihiraishi さんより、読書感想文大会への投稿がありました。

 【自由図書部門】へのエントリーとして受け付けます。

投稿規定を満たしていない(僕が提示した課題図書ではないし、既に僕が読んでいる本なので対象外)のですが、本書に対して何か言いたい人がいるだろうと思って、敢えて掲載させていただきます。

 この漫画は、僕が某氏に「木公くん、必読だよ」と言われて読んだものです。僕が読んだのは、昨年のお盆休み時期です。ちょうど1年前でしょうか。
 つまらない漫画だとは思わなかったのですが、一生心に残る漫画かと問われれば疑問が残る作品であったというのが正直なところです。80年代(?)にリアルタイムに読んでいたら、僕もいろいろと影響されただろうと想像しますが、2000年代に読むと色々と古くささを感じざるを得ませんでした。

 それでも、主人公リンクスのカッコよさには憧れるものがあります。当方のヒーローTop100の中盤以上には余裕でランクインです。

 そして、残念ながら、この作品に描かれている「男の友情」がピンと来なかったという@kaihiraishiの意見には同意せざる終えません。

 そんなわけで、某氏の擁護コメントを待つところ。;-p

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夏の読書感想文大会: 商品総額5千円

 世のお子様達は夏休みですね。夏休みの風物詩といえば読書感想文ですね。読書感想文と聞いて「久々に書いてみっかな」という気になりましたね?

 そんなみなさんのために、alm-ore では読書感想文大会を開催しようと思います。
 課題図書(下記)を読んで、その感想文を当方に送ってください。優秀感想文を何篇か選び、商品として Amazonギフト券を進呈します。商品総額は5千円です。

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タイトルも作者もわからない漫画

 以下の情報だけで、それがなんという漫画なのかわかる人はいるだろうか?

(1) 時代劇漫画(幕末物である可能性が高い)
(2) 作者は女性である
(3) 最近(少なくとも 2010年)、この作家初となる単行本が出た
(4) この作品は1巻で完結ではないらしい
(5) 講談社か集英社(もしくは小学館かも)あたりの大手からの出版らしい

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『うなぎの丸かじり』とアメリカンドックのまるかじり

 昼に、東海林さだおの『うなぎの丸かじり』を読んでいた。
 「丸かじりシリーズ」は、20年以上も週刊朝日に連載されている食べ物エッセイである。特に、B級C級グルメが多いので嫌味がなくて、僕は大ファンなのである。

 今月文庫化された『うなぎの丸かじり』には、柿ピーを買ってきて柿の種とピーナツがそれぞれ何個ずつ入っているかこまめに数える話などが書かれている。2つに分離したピーナツはそれぞれ 0.5個とカウントし、割れてしまった柿の種も可能な限り復元(著者は「土器の復元のよう」と書いている)して数えたそうだ。出荷時の柿ピー比率は、メーカーが最適で美味しい柿の種とピーナツの比率を示していると考えられるのだ。メーカー名はイニシャルしか示されていなかったが、3社の製品を調べて結果が提示されている。・・・バカバカしい。
 バカバカしいが、柿ピーが食べたくなる。

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ビッグイシュー・クエスト

ビッグイシュー日本版 146号 ホームレスの自立支援を目的とした雑誌に「ビッグイシュー日本版」がある。大都市にお住まいの人なら、街角にポツンと立った人が有名人の顔写真が表紙になった雑誌を売っているのを見たことがあると思う。
 ホームレス販売員は、1冊 140円で雑誌を仕入れる。それを定価300円で販売し、利ざやの160円を全て自分のものにすることができる。ホームレスの人に対して一方的な施しをするのではなく、彼ら自身が働いて利益を得ることで自立を助けようという目的のもとに発行されている。

 この雑誌は書店では売られていない。書店で売ると、ホームレスが得るはずの利益が失われてしまうからだ。編集部は、定期購読をきっぱりと断るほどスジを通している。全国主要都市の路上販売所でしか手に入らない。僕も定期的に読みたいと思っているのだが、近所(奈良市内)では販売されていないので叶わない。たまに京都や大阪に出かけ、気づいたときに買うという程度である。そんな感じで、細々と応援していた。

 先日、ビッグイシュー日本代表・佐野章二の回顧録「ビッグイシューの挑戦」が出版されたと知った。講談社から出版され、通常の本屋や amazon.co.jp でも買える。しかし、雑誌と同様にホームレスの路上販売員から買うことも可能だと知った(朝日の書評)。利益はちゃんと販売員の取り分になるという。ならば、彼らから買おうと思い、大阪市内に出かけてきた。

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カミカラとペンギン・ハイウェイ

紀伊國屋書店での実演販売 阪急梅田の紀伊國屋書店で面白いものが実演販売されていた。

 ぺっちゃんこの紙細工を机に向かって放り投げる。それが机にぶつかると、ぶわんとペンギンのペーパークラフトに変化するのだ。
 思わず童心に返って、しばし眺めてしまった。

 「カミカラ」という商品とのこと。

 言葉では伝わりにくいので、動画でご覧ください。

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