私のしごと館、閉館へ

京都府精華町の職業体験施設私のしごと館が今日閉館する。

産経が空撮写真とともに記事にしている。

581億円「私のしごと館」再就職先なし あす閉館、巨大廃墟に

「税金の無駄遣いの象徴」といわれた関西文化学術研究都市の職業体験施設「私のしごと館」(京都府精華町、木津川市)が31日に閉館する。所管する厚生労働省は今夏にも入札を行って建物を売却する方針だが、景気が低迷する中で甲子園球場の総面積に匹敵する施設の引き受け先が見つかるかどうかは不透明。地元自治体や学研都市の関係者からは「巨大な幽霊屋敷になる恐れもある」と懸念する声が出ている。
私のしごと館の空撮写真

ていうか、この写真、私のしごと館の裏手から撮影したものだ。なぜこの方向?


分裂勘違い君劇場の中の人がはてなブックマークでつけたコメントも笑うっちゃ笑うが。

手前のウサギ小屋みたいに狭い家にしか住めない人々が納めた税金で建てられた壮大な箱物という構図そのものが一種の芸術だよな。

確かにこの写真だと、チンケな家々に見える。しかし、このあたり、新興住宅街で割と土地の広い家が多い。私のしごと館の大きさに比べると、ものすごく小さく見えるってことだ。指摘するのは野暮だけど。

そんなわけで、この写真、もう少し上まで伸びていれば当方のアパートが写っているところでした。

コメント (9)

  1. tatsushi

    しかも、、、
    手前は木津川市で、仕事館は精華町だから、自治体違うし、手前の住民関係ないし。。。(京都府が出しているという話をするならもっと別次元だし)

  2. 木公

    市民ジャーナリスト(?)なりん母さんから、私のしごと館閉鎖時の館内の様子を撮影して提供してくださいました。
    職員が並んで来館者を見送っていたそうです。
    https://alm-ore.com/alm-ore/archives/2010/03/31/DSC00581.JPG
    #モザイク処理は僕が行いました。

    ちなみに僕は私のしごと館には3回くらい遊びに行きました。その時に、白いジャンバーを来た女性職員がたくさんいたのは覚えています。しかし、写真の手前に写っているような立派なスーツを着た恰幅のいいオジサマたちを、少なくとも僕は一度も館内で見たことがありません。どーでもいい情報ですが。;p

    この他、マスコミも何社か取材に来ていたそうです。

  3. 綾紫

    以前、けいはんな地区に通勤していた者です。

    裏手、とありますが、私のしごと館のトップページも
    南かたの眺めです。どうなんでしょうか。さすがに、
    トップページに裏手の画像を採用する可能性はないと
    思いますが、どうなんでしょうか。

  4. 木公

    なるほど。確かにしごと館のwebサイトのトップ画像は南側から撮影したものですね。
    自分が北側からしか見ないことと、大通りに面していることから北が正面だと思っていましたが、どちらとも言えませんね。

    閉館した現在、敷地内に立ち入って確認することはできるんだろうか。

  5. 木公

    3つ上のコメントの件だけれど、整列して見送ったのは民間委託先のコングレの人たちなのか。
    僕はコングレに委託された後は訪問したことがなかったので、スーツのオジサマ達を見たこと無くても当然だ。

    http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100331000185&genre=C4&area=K00
    「最後となるこの日は、午前9時半の開館時から親子連れなど約200人が列をつくり、一日で約1500人が訪れた。15種類の特別体験メニューは予約でほぼ埋まり、子どもたちが時計作りや人形の組み立てなどに挑戦した。

     閉館前の午後4時半には正面玄関前に、運営を委託された企画運営会社「コングレ」のスタッフが一列に並び、「ありがとうございました」と頭を下げたり、子どもたちと手を合わせて入館者を見送った。」

  6. 木公

    情報ありがとうございます。
    有効に活用されるといいですね。

  7. 綾紫

    京都府が関西文化学術研究都市に環境や健康・医療分野などの研究、開発にあたる産業特区を整備する構想をまとめており、私のしごと館については「滞在型研究施設としての活用」を明記、「研究、分析、試作などを行うために使ってほしい」としています。

  8. 木公

    先日、国(能力開発機構)が入札を開始したという話とどう関連するのか考えてみました。

    要するに京都府が「こういうことに使われるといいなぁ」と、勝手な希望を述べたっつー話ですよね。身も蓋もない言い方をすれば。

    「私のしごと館に係る建物等の有効活用検討会」が、規制の範囲内において柔軟に対応すると決めたこと(参考: http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000006m22.html)を、僕も支持します。
    用途をより硬直化させようとする京都府の茶々に惑わされずに、より幅広い業者が入札してくれればいいなと、個人的には思います。

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