楽しいお買い物．
（ただし，ささやか）
(映画「紅の豚｣の主人公ポルコ・ロッソの飛行艇)
なんとなく赤いプラモデルが作りたくなったことと，某喫煙所で「紅の豚｣の話題が出たため．
Amazon で購入．
1,540円(税込み，送料無料)なり．
10編収録の短編集．
とりあえず，ひとつめの「ブラック・ティー」というお話の10行ほどだけ立ち読みして，買ってみることに．
なんだかよくわからないけれど，主人公が山手線に乗りながら，ぼーっと東京の夜景を眺めるところからお話が始まっている．
なんとなく，ピンとくる出だしだったので，購入．
BOOK・OFF 奈良押熊店にて250円なり．
結婚に関するエッセイ．
つーか当方，山本文緒のエッセイは初．Junk Cafeにて4分の1ほど読む．
これは，2000年に単行本で発売．執筆当時，山本文緒は37歳バツイチ．
「結婚には失敗したけれど，そこから学ぶことは多かった．そこで学んだ私の結婚観を語りますですわ｣
という内容．
2003年，著者40歳のときに文庫となって再販．
“文庫版あとがき”を読むと
「でへへ．あれだけ大見得切ったけれど，アタクシ再婚しちゃいました．えへっ｣
みたいなことが書いてある．おーーい！
“だまされた感”は強いが^^;，とりあえず最後まで読んでみる所存．
しかし，だまされた感以上に，前書きに僕のフィーリングに良く合う一節があったので，僕的にはほとんど満足してるんだけど．
誰かを異性として特別好きになると，その人となんとかして親しくなりたくなって，あれこれと口実をつくって連絡をとって，運良く二人だけで食事なんかするところまでこぎつけると，今度は食事だけではあきたらなくなって，手をつなぎたくなってキスしたくなって，それ以上のこともしたくなってむずむずしてしまう．そして最終的には「私があなたに興味をもっているのと同じくらい，あなたも私に興味をもって｣という願望を相手にぶつけてしまうことになるのだから，まったく図々しいにもほどがある．
食事の段階で止めておけば，もしかしたら一生仲良しのままでいられたかもしれないのに，いつだって礼儀正しい人間関係を邪魔するものは恋愛感情であり，それに伴う独占欲である．
こう書いてあっただけで，僕的には「かなり，読んだ甲斐があった」．
BOOK・OFF 奈良押熊店にて250円なり．
今頃になって，「そういやぁ，昼もチャーハン食ったよな」と思い出し，ちょっとがっかり．
あと，店員のおねーさんに食後のコーヒーのときに「ミルクは・・・，なしでよかったんですよね？」と言わしめることに成功！
次回は，無言でミルクを出されないことを目指す！