あ~あ~ ああああ あ~あ~
ああ~ あ あああ あ~
ん~ん~ んんんん ん~ん
んん~ ん んんん ん~
ららららら~ らららら ら~ら
らら~ らら~ らら~
特にさだまさしのファンというわけではないが、これといって嫌いな理由もなく、ていうか「親父の一番長い日」の家族の肖像詞は当方の大好きな曲ベスト10に余裕でランクインするくらいお気に入りなのだが音源を持っていなかったので、今回これを目的に入手した次第。
歌詞の中でどこにも「長い日」が語られることはなく、娘の誕生から結婚式までの年代期になっているわけだが、まぁ、そこは大人なので突っ込まない。
このベスト盤、1曲目は「北の国から」の挿入歌メドレーだった(遥かなる大地より~螢のテーマ)。
この曲を聞いたら、ドラマ「北の国から」を観たくなるのが、道産子の性。
きっと、大阪人に「もうかりまっか?」と言えば「ぼちぼちでんな」と返ってくるくらいの反射と言っても過言ではないだろう。
しかし、連続ドラマ版とスペシャル版を入れると、いったい何時間見続けなくてはいけないのかわからんので、とりあえず、自分の欲求を押し殺した2週間前。
今週あたまのことである。
どういういきさつだったか忘れたが、職場で「白タク」の話になった。
「白タク」と言えば思い出すのが、「北の国から 87 初恋」のラストシーンである。
富良野を出て東京に向かう純は、営業トラックに便乗して旅立つ。
父・五郎はトラック運転手にこっそりと封筒に入れて現金を渡す。
このトラック運転手ってのが寡黙で怖そうなヤツなんだけれど、走り出してしばらくするとぶっきらぼうに純にその封筒を差し出す。
純が訝しく思いながら封を開けると、中から泥のついた万札(確か2枚)が出てくる。
トラックの運転手がぶっきらぼうに、「お前の親父さんから渡された。俺はもらえない。土がついてるのは、お前の親父が一生懸命仕事をした証だ。一生とっておけ」と言うわけだ(セリフうろ覚え)。
このシーン、「北の国から」の名シーンの1つだよね。
思い出すだけで、ちょっとウルッとくる。
#そして、続くシリーズで、この万札が盗まれて、純が傷害事件を起こすんだよね。
この話を思い出して、かなり「北の国から」欲求が高まったのだが、やはり長時間試聴に耐える自身がなくて、断念。
今週の半ばからは、2泊3日の東京ツアー。
さっき帰って来たばかりだが、泣きたいこと続出。
まず、出発の朝がヤバかった。
今まで電車に乗って1度も切符を失くしたことがないことが自慢であった当方であるが、京都駅に付くと切符が見つからない。駅員さんに謝ったら、追加料金を取られることなく改札を通してくれたが、32年続けてきた「切符失くさない記録」が潰えて、かなりショックだった。
その上、本日の帰りもプチショック。
スルッとKANSAI(関西私鉄用プリペイドカード)で乗車した。
自宅最寄の駅について、改札を抜けてバス停に向かった。
いつも、改札からバス停までは手にカードを握ったままで、バス用ICカードをサイフから出すときに電車用のスルッとKANSAIをサイフにしまうわけだが、カードが見当たらない。
想像するに、改札機からカードを取り忘れたらしい。
残高100円を切っていたので、それほど惜しくはないけれど、同じ路線の往復で連続してミスしたことが悲しくて、悲しくて。
東京到着直後も、東京駅の地下の喫煙所に向かったら、浮浪者だと思われる人が全裸でテーブルに突っ伏して寝てるし(服はそばに脱ぎ捨ててあった)。
背中の皮膚が直径20cmくらい向けていて赤くなっている箇所が2つもあったし。
すぐさま警備員が5人もやってきて、彼らは軍手をはめて、さらにその上からゴム手袋をはめて、
「オッサン、なにしてるんだ?」
「服着て、どっか行け」
だの、怒声を浴びせてるし。
全裸のオジサンの境遇が悲しくもあり、社会的弱者に対する警備員の態度にもちょっと思うところあり、結局それを(物理的にも社会経済的にも)安全な所から遠巻きに見ているだけの自分を情けなく思ったり。
そんなことをグワングワンと考えていたせいなのか、自分が田舎モノだからなのか、道に迷ってしまい、GPS付きケータイを持っているんだからそれで調べればいいものの、そういうアイディアさえなぜか思いつかなくなっちゃったり。
思いつかないもんだから、そばを歩いている人に道を聞いてみたり。
聞いてみたんだけれど、東京の人は冷たいのか、純粋に観光者が多いのか
「私もここら辺は詳しくないので・・・」
と、5人くらい連続で相手にされなかったり。
そんなこんなで、泣きたくなりながら帰ってきた。
多少時間もあるし、ついに「北の国から」を見るときが来たと思った。
そんなわけで、純が東京で暮らした時代のDVD3枚を借りてきた。
現在、「北の国から 89 帰郷」を見始めた。
例の「万札盗難事件」が起きるやつ。
東京の明暗両方を経験する純君に自分を重ね合わせて、カタルシスして今夜は寝るなり。
・・・とか書いてたら、純君が例の万札を眺めてるシーンだ。
やべぇ、泣く。