「過半数弱」という数量は、論理的にあり得るんだろうか。
半数(ちょうど50%の点)よりも大きくて、過半数(50%を超える範囲)よりも小さい値であるはずなのだが、そんな場所は存在し得ないと思うのですが。
そんなわけで、以下に引用する中野議員の発言にある
「この会場の中の過半数弱は二度と戻って来れない」
という言葉の意味が論理的に分からない。
ていうか、党の会議で現職議員らに対してこう語りかけること自体、すでにジョークとしか思えないから、あまり深追いしてもしゃーないのだが。
「発言を控えようかと思ったのですが、麻生総理大臣がいらっしゃいますので、あえて発言をさせていただきます。今、解散総選挙などということがありましたら、私は正直、この会場の中の過半数弱は二度と戻って来れないのではないかと危機感を持って、あえて皆様にお話を致します」(自民党・中野正志議員)
テレビニュースで、映像と音声を見ていたのだが、ニヤついた感じで、あんまり深く考えないでしゃべっていたようであった。その前の様子は流れていなかったので分からないが、どこか興奮している様子も見て取れた。
まぁ、要するに、あんまり真剣に物事を考えている様子には見えなかったってことだ。
つーか、ジョークで言ったとしても、自分は戻って来られる方と想定していたのか、そうでないのか、ひじょうに気になるところだ。
いずれにせよ、大島氏の感情には深く共感しているところではあるが。
同じ自民党の大島国会対策委員長は、「解散は総理の大権だ。いささか不愉快」と苦言を呈した