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ジョージ・ハリスンのインド風味

当方の最近の趣味は見仏であることは、みなさんご存知の通り。

次は、教王護国寺こと東寺(京都駅から五重の塔が見える、あそこ)に出かけようと思っている。
しかし、さすがは日本を代表する寺院の東寺だ。公式サイトを作ろうという気がないらしい。見つからない。
仕方ないから、いろんな人がいろいろと解説してくれている情報を見ていて、とあるビデオに行き当たった。

東寺の建物や仏像をビデオで撮って紹介しているものだが、BGMに George Harrison を起用している。聞いてみれば、確かに彼の曲は寺院にうまくマッチする。盲点だった。

知らない人のために念のため説明しておくと、George Harrison (1943 – 2001)というのは、ご存知 the Beatles のメンバーだ。
彼はインド文化にかぶれてしまって、ビートルズ時代にもインド風楽曲をいくつか発表している。
仏教もインド発祥であり、確かにジョージのインド風味曲は東寺のBGMとしてしっくり来る。

このビデオを作ったharrison999999999という人はかなりのスキモノらしい。「この国の記憶」シリーズを発表していて、日本の名所旧跡のビデオをたくさんアップしている。
そして、George Harrison がいろいろなところで使われてる。


そんなわけで、いろいろとジョージの曲を聴きたくなってしまった。
CD等のオリジナル曲は音楽プレイヤーのランダム再生などで時たま聞いているので、今夜はめったに視聴しないDVDを引っ張り出すことにした。

『コンサート・フォー・ジョージ』というDVDがそれ。
ジョージが亡くなった1年後に、生前親しかった友人たちが集まって開催した追悼コンサートを収録したDVD。The Beatles の2名の生存者である Paul McCartney と Ringo Starrはもちろん出演しているし、3大ギタリストの1人のくせに来日しすぎてそのありがたみがなくなりつつある Eric Clapton は主役だし、Monty Python が出てきてケツを出したりと、そりゃまぁ豪華。
2003年の暮れに発売されてすぐに買ったのだけれど、1回見ただけで棚にしまったままだったのだ。

The Beatles のアルバムの中では、Lennon & McCartney の曲に押されて、いまひとつパッとしない George Harrison の曲ではあるが、彼の曲だけを抜き出して聴くとやっぱり素晴らしい。DVDは追悼コンサートなのでジョージ本人の演奏はないのだが、参加者たちはオリジナル・アレンジに近い演奏をしてくれているので、聞いていても違和感がない。
Paul がウクレレで弾き語る “Something” には気が抜けてしまった当方だけれど。

そんな感じで、ジョージのインド風味曲もオリジナル・アレンジで演奏されていた。ステージにインド楽器が並んでいる様子ってあんまり見たことがなかったので興味深い。
インドには、シタールという、ギターの親分みたいな楽器がある。ジョージが若い頃にインドに渡って、Ravi Shankar(ラヴィ・シャンカール)に師事したというのは割りと有名な話。有名な話なのだが、僕がシタールを映像で見たのはこのDVDが初めて。

ていうか、ていうか、このコンサートでシタールを演奏しているのが、ジョージにシタールを教えたシャンカールの娘で、当時20歳くらいのAnoushka Shankar(アヌーシュカ・シャンカール)
シタールの腕前うんぬんの前に、エキゾチックな美人で目が釘付けになってしまった。

つーか、足の裏フェチの当方にとってのベストシーンは 2:42。
Youtube だと確認しにくいのだが、DVDでみると足の人差し指にはめているリングまでクッキリ見える。
そのクッキリさで見る足の裏の美しいことよ。

インド万歳。

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