「読者にはどうすることもできず、解決策のない愚痴は書かない」
というものがある。
でも、今夜は愚痴りたくて仕方がない・・・、という愚痴だけを書いて、何とかこれ以上は傷口を広げるような記述をしないようにと、自分自身と戦っている僕がいる。
さっきから、何度も文章を書いては、全て没にしている。
そして、葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」のラストを繰り返し唱えている僕もいる。
「へべれけに酔っ払いてえなあ。そうして何もかも打ち壊して見てえなあ」
僕にとって大切なある人が、ちょっとマイっているらしい。その話を聞いて僕も少々しんみりとしている。
「何も知らないくせに、分かったような顔をするな」とは言わずに、どうか僕が味方であると信じて、少しでも気を取り直してもらえればと思う。
酔っ払いの戯言だけど。