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加藤和彦について思ったことを率直に書いておく

たった今知ったのだけれど、映画『超時空要塞マクロス: 愛・おぼえていますか』の主題歌の作曲が加藤和彦だったのか!
「帰って来たヨッパライ」とか「あの素晴らしい愛をもう一度」、「タイムマシンにお願い」が加藤和彦だということはすぐに思いつく当方なんだけれど、まさか「愛・おぼえていますか」まで手がけていたとは。

映画のサブタイトルにもなっている主題歌「愛・おぼえていますか」は、映画のストーリーの中でも重要な役割を担わされている。古代に高度なテクノロジーを持った文明が存在し、彼らは地球人と敵の宇宙人を作り出した。その社会において流行していたのがこの曲である。現代において曲が発見され演奏されることで、敵の意識下に眠っていた記憶が呼び起こされ、彼らが弱体化するという「最終兵器」なのである。

なんで気づいたかっていうと、これまた不思議な偶然で、google news で加藤和彦の自殺に関する記事を見ていたら、中国語(?)のニュースサイトで超時空要塞作曲人自殺身亡なんてのを見つけたからだ(見出しの意味はかろうじて分かったが、記事の内容は理解できなかった)。

超時空要塞マクロス(TV版)と言えば、羽田健太郎だと思い込んでいた当方なので、「なんだそりゃ?」と思ってよくよく調べてみて、「愛・おぼえていますか」の作曲者が加藤和彦だと知った次第。しかも、作詞は妻の安井かずみなんですな。マジ知らんかったので、ビックリしている夜。


ところで、加藤和彦のことはそんなによく知らないし、「『タイムマシンにお願い』はいい曲だよね~」って言う程度のミーハーなファンの当方なのであるが、彼の自殺にはものすごくショックを受けている。

加藤和彦は2,3回テレビで見ただけだけれど、背が高くてハンサムだし、飄々としていてカッコイイし、多彩な才能を持っていたようだし。
そんな彼が首を吊っちゃったって聞いたら、背も低くて不細工で、セコセコとしていてカッコ悪く、才能に乏しい俺はどーすりゃいいんだよって感じじゃん。「生きていてごめんなさい」とイジけちゃうしか道が残されてないって感じじゃん。

一部で「季節のせいか、最近妙に人恋しくなったり、昔が懐かしくなったり…」というプチブームが起きているが、このメランコリーな季節に聞くにはちとヘヴィなニュースだった。

僕らのような凡才がショックを受けて右往左往し、ますます生産性が下がるという悪影響があるので、秀才や天才の方々には今後一切自殺をしないで頂きたい。

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