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わざと曇らせてある鏡

ならファミリー3階(ジャスコ側)の男性用トイレに設置してある洗面台の鏡が面白かった。

洗面台は確か、2-3人分の幅がある。
鏡を覗くと、自分の姿はクリアに見えるのだが、横の人のところが曇っている。
湿気があるわけでもなし、トイレの鏡が曇っているのは不可解だ。しかも、自分のところは曇っておらず、隣半分だけが曇っていることが不思議だ。

上の写真では、左半分が曇っているのがご覧いただけよう。
そして、僕の目の前は曇っていない。
僕の立ち位置は、手すり付き小便器の前だ。

次に、手すり無し小便器の方(左)へ移動してみよう。

今度は、右半分が曇った。
もちろん、僕の前は曇っていない。
スイッチなどで切り替えるのではなく、勝手にこうなるのだ。

光の反射がどうのこうのだとかいう光学的なハナシは、正直よーわからん当方(過去に「知っているフリ」をしたことはある)なので、どういう仕組みになっているか不明なのだが、なんかソノ手の素材が使われているのだろうか。

ていうか、こういう鏡って、僕は初めて見たのだが、僕が思う以上にあちこちに設置されているんだろうか。

そして、こういう鏡を設置する理由は何なんだろう?
隣の人に自分の姿を見られたくないという、プライバシー配慮?つーか、鏡ごしじゃなくて、顔を横に向けりゃすぐに見えちゃうのにさ。

確かに、トイレの洗面所で隣に立った人に対して、無関心を装いながら鏡ごしに値踏みすることはある。そして、向こうも同じことを試みたのか、つい目が合って気まずい思いをすることがある。そういう事故を防ぐという、小市民的有用性はあるかもしれんな。

一方で、トイレって急に不審者が乱入してくるんじゃないかという不安が、ちょっぴりだけある(そんなケースは、僕は遭遇したことがないし、経験談も聞いたことがないので、おそらく交通事故よりも遭遇確率は少ないんじゃないかと思うけど)。そういう不安は、鏡ごしに自分の周囲を監視することでずいぶんと軽減されることもあると思うのだが。
鏡が曇っているせいで目配りすることができなくて、トイレには僕一人しかいなかったけれど、なんだか心細かった。

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