知り合いのおじさんに教えてもらったんだけれど、Nintendo DS には磁力センサーが組み込まれているらしい。
センサーの場所は Nintendo DS 下面の右側、ちょうど X ボタンのあたり。ちょうど、蓋を閉めると上面のスピーカーと向かい合わせになる辺り。スピーカーには磁石が部品として使われているが、その磁力をセンサーでキャッチして「蓋が閉められた」ということを検知するらしい。
Nintendo DS は蓋を閉めると、省電力のために液晶の画面が消えたり、スリープモードに入ったりする。ヒンジ部分に仕組みがあって蓋の状態を調べているのかとおもったら、上記のようにスピーカー(の磁石)と磁力センサーをうまく組み合わせているとのこと。設計の妙だね。
嘘だと思う人は、Nintendo DS の該当部分に磁石を近づけてみるとよい。液晶が消える。
もちろん、磁石を離せば、すぐに液晶が点灯する。
DS ソフトのデバッグ工程では、蓋を閉めた時の動作を検査するために、実際に磁石を近づけて調べるそうだ(蓋を閉めちゃったら、液晶が消えてるかどうか分からないしね)。
なお、蓋を閉めた時の挙動は任天堂が提供する共通OS(?)で制御されているのかと思いきや、アプリケーションですべて処理しなくてはならないようになっているとか。たとえば、「すれ違い通信」のように蓋を閉めた状態でも動作するソフトなどの挙動は、OSでは処理できず、アプリケーションで扱う必要があるからだ。
見た目は単純なのにいろいろ考えて作ってあるんだな、と目から鱗でした。
もう一つ感心したのは、2年以上放っておいたのに、バッテリーにまだ電池が残ってたこと。撮影用に電源を入れたら、ちゃんと起動したし、時計も狂ってなかった。
PSP だと数カ月放置しておくとバッテリーが殻になってるのに。時計も設定し直しなのに。