サイトアイコン alm-ore

のぽぽん逝ってよし!

僕が学生の頃に作ったゲームが出てきた。2002年に作られたものだ(しけたんに思い出してもらった)。2000年か2001年頃に作ったものだと思うが、正確な年代はわからない。
しばらく存在を忘れていたのだが、先日某所で会ったリエタン(仮称; ベビーフェイスで可愛い)と話をしているうちに思い出し、彼女がファイルを一式持っていると言うので送ってもらったのだ。

そのゲームは「るんるん のぽぽん – クリックで始まる僕らの絆」というタイトルだった。
のぽぽんというのは、当時の癒しグッズのキャラクターで、丸くてコロコロしていて可愛いやつだった(google 画像検索で探す)。そのあまりの可愛らしさに、講座の女子の圧倒的支持を集めていた。日夜、研究と勉学に忙殺され、ストレスフルな女子学生たちの息抜きのためにと、僕がのぽぽんを題材にしたゲームを作ったのだ。確か、VisualBasic6.0か何かで、半日くらいで作ったんだと思う。

るんるん のぽぽん - クリックで始まる僕らの絆

ゲームを起動すると、のぽぽんがゆらりゆらりと降りてくる。単にそれだけのゲームなのだが、疲れた女子学生たちには可愛らしいキャラクターが次々に降ってくるのを見るだけで随分と癒しを得られたようだ。僕がこのゲームを発表すると、女子学生たちが画面の前に集まりうっとりと眺めていた。おまけに、製作者である僕の株も少しあがった。
女子にモテるのは、今も昔も嬉しい。

ところが、このゲームには罠が仕掛けられていた。
可愛いのぽぽんが天から降ってきたら、ついマウスでクリックしたくなるのがオンナ心というものだ。撫でてやるくらいの軽い気持ちで。
しかし、このゲームではマウス・クリックは銃の引き金になっていたのだ。カーソルをのぽぽんに合わせてボタンを押すと、弾が当たってのぽぽんが死んでしまうようになっていた。殺したのぽぽんの数が左上にスコアとして表示されるようになっていた。

のぽぽん逝ってよし! - クリックで殺しまくれ!

そうなのだ。
小学生の頃から、気のある女の子にはイヂワルをしたくなる当方なので、このゲームにもイヂワルを仕込んでいたのだ。
女子たちがのぽぽんを軽い気持ちで愛でると、のぽぽんが死んでしまうという、とても悲しいゲームになっていた。

これで烈火のごとく怒ったのは、リエタン(仮称; ベビーフェイスで可愛い)だ。
彼女は、このゲームのからくりを知った途端、
「はっ!なにやってるんですかー。ひどいじゃないですかー。」
とほっぺたをふくらませた。

ベビーフェイスがほっぺたをふくらませる姿は可愛い。ベビーフェイス好きの当方のハートはズキドキ!されてしまうのだ。そして、好きな女の子にはイヂワルをしたくなるのが当方だ。

そのため、ver.2 が直ちに作成された。
Ver.2 では、リエタン(仮称; ベビーフェイスで可愛い)が見回りに来るというルールが追加された。彼女の目を盗んでのぽぽんをクリクして殺すというゲームになった。彼女が画面に表示されている時にクリックすると、見つかってゲームオーバーというルールになったのだ(上図はゲームオーバーの瞬間)。
#なお、リエタンのイラストを描いた共犯者の名前は、彼女の名誉のために伏せておこう。

このゲームを作った真面目な理由を1つだけ言っておくなら、それは講座の後輩学生がプログラミングを習得するためのサンプルとして用意したものだ。VisualBasic で自作プログラムを作るための tips を散りばめたシンプルなお手本を示そうという意図だった。僕の親切心で後輩学生の尊敬を集めるはずだったのだ。
しかし、のぽぽんに対するひどい仕打ちのため、女子学生を中心に軽蔑された。悲しい思い出である。

僕の大好きなリエタン(仮称; ベビーフェイスで可愛い)に特にこっぴどく嫌われたのが何より悲しかった。
今は許してくれたみたいで、ファイル一式を送ってくれたけど。
ありがとう。

モバイルバージョンを終了