「飛行機に乗ったら、赤ちゃんがずっと泣いてて難儀しました。ムカツクー!うきー!」などと、twitter で書けば140字以内で十分済むような内容を原稿用紙10枚にクドクドと書いたという、「これで原稿料がいくら貰えるんだい?俺だって、アパートの上階の夫婦の部屋から週に2回はギシギシ聞こえてくることについて世論を煽るような記事書いてお金が貰えればいいなぁ」という気分でいっぱいにしてくれる稀有な文章であり、言論の自由の素晴らしさを再認識できる夢と希望に溢れるクソ記事。
「飛行機のなかに、音の漏れないコンパートメントをつくるとか、子供を乗せる場合は、子供が騒いだときに寝かしつけられる薬を親にもたせるように周知徹底するとか、できないの? 2歳以下は乗せないとか……」
僕はほとんど使ったことないのですが、周りの騒音を軽減するヘッドフォンが売られているじゃないですか。ヘッドフォンにマイクが内蔵されており、外部の音声と逆位相の音声信号を出すことによってノイズ低減するという装置。数万円くらいで買えるんですよね?僕は電気屋さんの展示品を1-2回試した経験しかないし、その時は周りに泣いている赤ん坊がいなかったから効果の程はわからないけれど、きっとノイズキャンセラー付きヘッドフォンを使えば、この筆者の指摘している問題は簡単に解決できるんですよね、よー知らんけど。
まぁ、この著者は完全に頭に血がのぼってるから
「そもそも、乳幼児を飛行機に載せること自体、彼/彼女らの健康面から考えても容認できない」
とか言うんだろうけど。
航空法を改正することも辞さないと言っていることだし、ぜひとも選挙に出てこの国を変えるよう努力していただきたい。
選挙に出ても、絶対にこの人には投票しないけど。
あと、イチバン感心した箇所がここ。
飛行機だって、空気の抵抗を利用して飛ぶんだもん。批判や既成の常識との軋轢を恐れるのでなく、それらを正しく利用して、世界一安全で快適な空の旅をつくり上げてほしい。
「セックスだって、性器同士の摩擦で気持ちよくなるんだもん。痴話喧嘩や既成の常識との摩擦を恐れるのではなく、それらを正しく利用して、世界一気持よくて愛のあふれる夜の営みをつくり上げてほしい。」
とか、どーでもいい応用例を考えるほどに笑った。