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タイムスリップ森鷗外 / 鯨統一郎

先日,妙に森鷗外というか,ドイツのエリスちゃんにこだわった記事を書いたところ,某友人から「タイムスリップ森鷗外」というミステリー小説を薦められた.
んなわけで,読んでみた.


概要としては,大正時代から現代の渋谷にタイムスリップした森鷗外が,女子高生に現代文化を教わったり,インターネットを縦横無尽に駆使したりと,割とドタバタ系.
ドタバタな感じで前半は進んでいくのだが,森鷗外のタイムスリップとその背景にある陰謀に迫っていって・・・,という感じ.

当方,いわゆる「ミステリー」系は生まれて初めて読むかも.
#ミステリー系の文庫に収録されている”ゲームブック”は小学生の頃よく遊んだけれど.

この作品,いわゆる正統派ミステリーではなさそうな感じだけれど,普通におもろかった.
中高生の頃,国語の文学史で習ったような人名とか作品とかがふんだんに出てきて,「あー,あったあった」的な軽いノスタルジーも感じさせてくれるし.

タイムスリップした森鷗外の現代へのスムーズな馴染み具合はちょっぴり首を傾げるけれど,物語後半の”陰謀のからくり”については,「あはは.楽しいこと考えるねぇ」って感じで,一気に読めました.

そんなわけで,本文とは関係ありませんが,「エリスちゃん萌え~」と意味もなくつぶやいておく.

最後になりますが,紹介してくださった方,どうもありがとうございます.

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