今まで、「これって、ガキんちょ向けの絵本やんけ~」と思い込んで敬遠していたのですが、何気に読んでみるとなかなか面白かった。
#ちなみに、「カレーの王子さま」は残念ながら食べたことがありません。
決して子供向けなどではありませんな。
ある程度物事の分別がつくようになってから読んでみると、味わい深いです。
星の王子さまは、ある1本のバラを愛する(って書くと恥ずかしいな)ことで、世の全てのバラを愛することができるようになった。
語り手は、ある1つの星に思いをはせることで、宇宙の全ての星に思いをはせることができるようになった。
分け隔てなく全ての人間と尊敬して付き合いたいと思う人は、ある1人と尊敬して付き合うことから始めないとダメなんですね。
全ての芸術 or 学問を究めようと思ったら、なにか1つの芸術 or 学問を究めないとダメなんですね。
いい話だと思った。