初めてサンテグジュペリの「星の王子さま」(池沢夏樹訳)を読みました。
今まで、「これって、ガキんちょ向けの絵本やんけ~」と思い込んで敬遠していたのですが、何気に読んでみるとなかなか面白かった。
#ちなみに、「カレーの王子さま」は残念ながら食べたことがありません。
決して子供向けなどではありませんな。
ある程度物事の分別がつくようになってから読んでみると、味わい深いです。
星の王子さまは、ある1本のバラを愛する(って書くと恥ずかしいな)ことで、世の全てのバラを愛することができるようになった。
語り手は、ある1つの星に思いをはせることで、宇宙の全ての星に思いをはせることができるようになった。
分け隔てなく全ての人間と尊敬して付き合いたいと思う人は、ある1人と尊敬して付き合うことから始めないとダメなんですね。
全ての芸術 or 学問を究めようと思ったら、なにか1つの芸術 or 学問を究めないとダメなんですね。
いい話だと思った。
★の王子様
って書いてはいけませんね。
ほんと、イイ作品ですよね。また読み返したいです。
何回も読んでしまっています。最後のコメントもいいですね。
まずある一人を尊敬する、
まずある一つを極める、
まずある一人を大切にする
まずある一つの★を大切にする。
そこから始まる。
ほんとに大事なモノは、目に見えないんだよ!
ってやつだ。なつかしー!
ひとつの学問、しっかり愛しぬき、極めてくださいねー
keyquoさん:
「★の王子様」と書いてはいけないことのココロは?
「黒星の王子様」だから?
心太さん:
「ほんとに大事なモノは、目に見えないんだよ!」
キツネさんの言葉ですね.
これもいい言葉で気に入りましたが,僕は”箱の中に入ったヒツジの絵”のエピソードが好きです.ある意味不条理なんだけれど.
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