つ | き | の | |||
う | さ | ぎ | は | ||
お | も | ち | つ | き | |
も | ち | つ | き | ||
+ | う | さ | ぎ | ||
— | — | — | — | — | — |
つ | き | の | う | さ | ぎ |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【0. 下準備】
各桁の「繰り上がりの数」を “亜、レ、ま、美” とする。
つ | き | の | |||
う | さ | ぎ | は | ||
お | も | ち | つ | き | |
も | ち | つ | き | ||
+ | う | さ | ぎ | ||
亜 | レ | ま | 美 | ||
— | — | — | — | — | — |
つ | き | の | う | さ | ぎ |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
※初代「セーラー戦士」の名前、月野うさぎ(セーラームーン)、水野亜美(セーラーマーキュリー)、火野レイ(セーラーマーズ)、木野まこと(セーラージュピター)、愛野美奈子(セーラービーナス)に似ているような気がするが、それはきっと気のせいである。
【1. つ=1 である】
全てのひらがなが全て ”9″ であったとする。これは、この筆算式の最大値と等しくなる。
999+9999+99999+9999+999 = 121995 であり、絶対にこの数より大きくならない。このことから、答えの上1桁は必ず1であることがわかる。
1 | き | の | |||
う | さ | ぎ | は | ||
お | も | ち | 1 | き | |
も | ち | 1 | き | ||
+ | う | さ | ぎ | ||
亜 | レ | ま | 美 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | き | の | う | さ | ぎ |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【2. 美<4】
下1桁目に注目する。上記、赤で示した「ぎ」は5行目にも答えにも出てくる。論理的に考えると、「の+は+き+き」が10の倍数であるとわかる。
ただし、10の倍数であることをワキにおいて、「の+は+き+ぎ」の最大値を考える。「7+8+9+9=33」が最大値であり、下1桁からの桁上がりは最大でも3である。
【3. ま<3】
2. と同様のロジックで考える。5行目にも答えにも「さ」が出てくるので、「き+ぎ+1+1+美」は10の倍数である。それを一度忘れて、最大値だけ求めておく。「9+8+1+1+3(美の最大値)=22」である。つまり、下2桁からの桁上がりの最大値は2である。
【4. レ<4】
2. と同様のロジック。「う」が5行目と答えに共通。ゆえに「1+さ+ち+ち+う+ま」が10の倍数。とりあえず、この数の最大値を調べておく。「1+8+9+9+7+2=36」であり、下3桁目の桁上がりの最大値は3.
【5. 亜<3】
同様に、「う+も+も+レ」の最大値を求める。「8+9+9+3=29」であり、亜の最大値は2.
【6. き=0】
亜が0か1か2であることは、5. まででわかった。また、「お+亜」が10~19の間の数であることもわかる(つ=1だから)。
まず、亜=0だと桁上がりがないので、矛盾する。
亜=2の場合は、「お=9」もしくは「お=8」である。しかし、「お=9」の場合は、「お+亜=11」となり、「つ=き=1」となり、矛盾する。「お=8」ならば、「き=0」で矛盾しない。
亜=1の場合は、「お=9」である。これならば、「つ=1」「き=0」で矛盾しない。
以上をまとめると、式の整合性を満たすためには、「き=0」である必要がある。
1 | 0 | の | |||
う | さ | ぎ | は | ||
お | も | ち | 1 | 0 | |
も | ち | 1 | 0 | ||
+ | う | さ | ぎ | ||
亜 | レ | ま | 美 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | 0 | の | う | さ | ぎ |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【7. 美=1】
数字が埋まったところで、下1桁を再度考える。
「ぎ」が計算式と答えに共通していることから、「の+は+0+0」は10の倍数である。これを満たすのは、「の」と「は」が (2,8)、(3,7)、(4,6) の組み合わせしかない。そして、20以上になることはない。ゆえに、美=1は確定である。
1 | 0 | の | |||
う | さ | ぎ | は | ||
お | も | ち | 1 | 0 | |
も | ち | 1 | 0 | ||
+ | う | さ | ぎ | ||
亜 | レ | ま | 1 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | 0 | の | う | さ | ぎ |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【8. ぎ=7】
10の位も、計算式と答えに「さ」が含まれている。このことから、「さ」以外の合計が10の倍数である。「0+ぎ+1+1+1」が10の倍数になるのは、ぎ=7の場合のみ。
1 | 0 | の | |||
う | さ | 7 | は | ||
お | も | ち | 1 | 0 | |
も | ち | 1 | 0 | ||
+ | う | さ | 7 | ||
亜 | レ | ま | 1 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | 0 | の | う | さ | 7 |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【9. ま=1】
10の位を足し算すれば明らか。
1 | 0 | の | |||
う | さ | 7 | は | ||
お | も | ち | 1 | 0 | |
も | ち | 1 | 0 | ||
+ | う | さ | 7 | ||
亜 | レ | 1 | 1 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | 0 | の | う | さ | 7 |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【10. “さ” と “ち” のありうる組み合わせ】
100の位の足す数と答えに「う」が含まれているので、「1+さ+ち+ち+1」は10の倍数。これを満たす組み合わせを根性で捜す。
(さ,ち)={(2,3), (4,2), (2,8), (8,5)}
【11. “の” と “は” の一方が4で、他方が6】
「の+は」は10になる。これを満たす組み合わせは
(の, は)={(2,8), (4,6)}
ここで、10. の結果をよく見る。”さ” と “ち” のありうる4つのパターンのいずれにおいても、かならず2か8が含まれている。つまり、”の” と “は” が2と8という組み合わせは絶対にありえない。このことから、”の” と “は” は4および6しかありえない。
1 | 0 | 4(6) | |||
う | さ | 7 | 6(4) | ||
お | も | ち | 1 | 0 | |
も | ち | 1 | 0 | ||
+ | う | さ | 7 | ||
亜 | レ | 1 | 1 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | 0 | 4 | う | さ | 7 |
(6) |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【12. (お,亜)={(8,2), (9,1)}】
「お+亜=10」になるはずなので、ありうる組み合わせは2通り。
【13. レ<3】
ここで、レの条件をもう一度確認する。現在使われていない数字の範囲でチェックすると、「1+さ+ち+ち+う+1」の最大値は「1+5+9+9+3=27」(お=8or9なので、ち=9としたらお=8になることに注意)なので、レは2以下。
【14. “う” と “も” と “レ”のありうる組み合わせ】
「う+も+も+レ」の下1桁は4か6になる。使われていない数字で、この組み合わせを強引に探す。
(う, も, レ)={(3,5,1), (5,9,1), (2,5,2)}
【15. “さ” と “ち” のありうる組み合わせ(パート2)】
14. の結果を見ると、”う” か “も” のいずれかに必ず5が含まれることがわかる。
11. の結果を見ると、”の” か “は” のいずれかに必ず4が含まれることがわかる。
このことから、10. の結果の矛盾を解消すると、
(さ,ち)={(2,3), (2,8)}
【16. “う” と “も” と “レ”のありうる組み合わせ(パート2)】
15. の結果を見ると、”さ” と “ち” のいずれかに2が含まれることがわかる。
このことから、14. の結果との矛盾を解消する。
(う, も, レ)={(3,5,1), (5,9,1)}
【17. レ=1】
16. の結果の組み合わせを見ると、必ずレは1である。
1 | 0 | 4(6) | |||
う | さ | 7 | 6(4) | ||
お | も | ち | 1 | 0 | |
も | ち | 1 | 0 | ||
+ | う | さ | 7 | ||
亜 | 1 | 1 | 1 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | 0 | 4 | う | さ | 7 |
(6) |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【18. さ=2, ち=3】
17. より、100の位の繰り上がりは1であることがわかる。これを満たすのは、さ=2、ち=3の時のみ。
1 | 0 | 4(6) | |||
う | 2 | 7 | 6(4) | ||
お | も | 3 | 1 | 0 | |
も | 3 | 1 | 0 | ||
+ | う | 2 | 7 | ||
亜 | 1 | 1 | 1 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | 0 | 4 | う | 2 | 7 |
(6) |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【16. う=5、も=9】
16. の結果に関して、ち=3が確定したので、”う”は3ではない。残る組み合わせは、
(う, も, レ)=(5,9,1)
【17. の=4、は=6、亜=2】
“う” と “も” が確定したことにより、1000の位の答えも確定での=4。自動的に、は=6。繰り上がりも亜=2。
1 | 0 | 4 | |||
5 | 2 | 7 | 6 | ||
お | 9 | 3 | 1 | 0 | |
9 | 3 | 1 | 0 | ||
+ | 5 | 2 | 7 | ||
2 | 1 | 1 | 1 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | 0 | 4 | 5 | 2 | 7 |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【18. お=8】
「お+2=10」となるのは、お=8のみ。
1 | 0 | 4 | |||
5 | 2 | 7 | 6 | ||
8 | 9 | 3 | 1 | 0 | |
9 | 3 | 1 | 0 | ||
+ | 5 | 2 | 7 | ||
— | — | — | — | — | — |
1 | 0 | 4 | 5 | 2 | 7 |
(使用した数字: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)
【おわり】
つ=1
き=0
の=4
う=5
さ=2
ぎ=7
は=6
お=8
も=9
ち=3