「バブルへGO!! -タイムマシンはドラム式」を観てきました。
深遠な哲学もなく、壮大な妄想話で、底抜けにバカな映画で、気に入った。
肩の力を抜いて観れる。
そして、改めて思った。
広末涼子はかわいい。
ハンバーガーを食べるシーンで目じりのシワが見えてしまったりするわけだが、それでもかわいい。
広末涼子があれば、飲み物無しでダブルチーズバーガーを完食できそうな勢いであるくらい、かわいい。
近過去へのタイムトラベルっちゃー、”Back to the Future
20代以上の人なら、誰しも持っている風景や音楽や単語や人物や人々の振る舞いのちょっとした思い出が凝縮されていて、クスリと笑わされまくり。
ベタなギャグがクドいくらいに繰り返されるんだけれど、脳みそを空っぽにして観たら、ちゃんと笑える。
あんまり褒めてる文章じゃないけれど、とにかく早くも当方の今年ナンバー1の映画にノミネートされちゃってるなり。
細かい伏線がいっぱい張られていて、それらが丹念に刈り取られていく展開は爽快。
「えっ、あの○○機(ある家電製品)ってただのジョークじゃなかったの?そう活用するの?」
みたいに、すげー感心させられた。
個人的に最高にツボにハマったのは、開始10分くらいで出てくる、HITACHI(この映画に協賛しているので、大々的にフィーチャーされてます)の研究所のシーン。
画面の端をよーく見ると、ダンボールが置いてあって “FLORA” って書いてある。
「それって、一時期売ってたけれど、撤退しちゃったPCのブランドじゃん!」
みたいに、豪快にツッコミをさせてくれる。
#と思ったら、今でもビジネス向けに売ってるのね。
この映画では、ドラム式洗濯機がタイムマシンになってる。
その、ハチャメチャな設定をバカにしてはいけない。
洗濯機であり、タイムトラベルの時に水を使うことから、必然的に広末涼子の水着姿を拝むことができる。
おかげで、丼飯2杯は食える。
すばらしいシナリオである。
なお、先週発売(2/5)の「Weekly Spirits」に掲載されている、馬場康夫監督・阿部寛・広末涼子の鼎談によると、タイムマシンとなる洗濯機は広末涼子の体のサイズに合わせてスクラッチビルドされている。
そのサイズ合わせの時に、広末涼子は
「頭から入るんですか?足から入るんですか?」
と、思わず言ってしまったらしい。
この時のやり取りが、そのままシナリオに反映されたとのこと。
そうそう、もう1つ、広末涼子とドラム式タイムマシンのからみで言えば、劇中、タイムトラベルできる物体の条件として「高さ160cm、円周80cm以内の円柱サイズ」と説明される。
広末涼子のスリーサイズを参照すると、
身長161cm、バスト81cm、ウエスト59cm、ヒップ85cm とのこと。
高さ1cm、お尻周りは5cmも条件を超えている。
う~ん・・・。
あと、劇中、やはり最初の10分くらいで、僕の勤務先の話題もセリフの中に出てくる。
それが本当になったら、ちょっと大変かも。
それと、劇中の携帯電話について思ったことを書いておく。
タイムトラベル先の1990年は、ポケベル全盛で、ケータイ電話は弁当箱みたいなでっかいヤツ。
いや、それは本題ではなくて、ケータイキャリアの話をしておく。
映画の協賛のHITACHIはau 向けの携帯電話を発売している。
また、映画の協力会社として Yahoo Japan がクレジットされているが、この会社はSoftBankが系列である。
それにも関わらず、主人公の携帯電話はNTTドコモで、三菱のD902iを使ってた。
どんな大人の事情があったのか?
・終盤で、イメージが悪くなるシーンがあるから
・ホイチョイ・プロダクションは過去にプッシュトーク宣伝マンガを描いたことがある繋がり。
・「おいおい、いつバッテリーが爆発するんだよ!」とハラハラさせるため (参考)
とか、いろいろ想像したけれど。
とにかく、最低もう1回は観て笑いたい映画ナリ。
きっと、DVDが出たら買う。