当blog界隈で、「エロくて下衆な話には必ず食いつく」と言われているような、いないような大彦クンがmixi で「ビールを飲まない若い人」(マイミクまで公開)という日記を書いていた。
われわれが学生の頃と一番変わったなあと思うのは、お酒の飲み方です。全くビールを頼まない。
(中略)
(ある人が)大学生を対象にした飲酒行動の研究を発表していたのですが、そのデータだと、平均して月に350mlの缶ビールに換算して2.5本くらいしかアルコールを飲まないんです
※注: 引用部分に誤りのあることが判明(大彦クン本人のコメント)。正しくは、1度の飲酒当たり350ml×2.5本、月に2回程度の飲酒機会、1月当たりの総飲酒量は1.9リットル、年間でおよそ23リットル。
まぁ、そうかも知らんなぁ・・・と思いつつ、「けど、大学生だけじゃなくて、日本人全体としてビールを飲まなくなってんじゃないの?」とも思うわけで。
ビールの出荷量(会員5社)(ビール酒造組合調べ)というのがあったので見てみると、ここ10年ほどでビールの出荷量は半減している。
1994年(僕や大彦クンが大学に入学した頃)に約700万キロリットルだったビール出荷量が、2007年には350万キロリットルにまで減っている。
この間、発泡酒や第三のビールなど、法律上ビールとは異なる区分のものが出てきたりしている。ここの統計資料がそこらへんの区分をどう扱っているか説明がないのでわからない。もしかしたら、発泡酒などがカウントされてないから激減してるのかもしれない。
そこで、念のため成人1人当たりの酒類販売(消費)数量 という資料を見てみると、やはり1995年にビール一人当たり74.4リットルだったのが、2004年までに減少している。2004年はビールと発泡酒を合わせても57.1リットルだ(ビール35.4l、発泡酒21.7l)。
若者だけじゃなくて、国民全体としてビール(や発泡酒)を飲まなくなってんじゃないかなぁ、と。
ていうか、グラフをもう一回見てみると、1990年代に消費量のピークがある。
最近の人々が酒を飲まないようになったんじゃなくて、1990年代の人々(e.g. 大学生の俺や大彦)が通常よりも酒を飲みすぎていただけなのかもしれない。今はむしろ、平常ってことで。
まぁ、しかし、大彦クンが聞いてきたデータ(1997年の筑波大生)では、大学生の平均飲酒量は年間におよそ23リットル(訂正しました)が月に350mlビールが2.5本なので、年間でおよそ10リットル。先の統計によれば、一人当たり90リットル弱のアルコールを飲んでることになるので、随分少ないっちゃ、少ないが。
そんなことを、日本酒をガブガブ飲みながら考えている夜。