10年前には大人気のデスクトップアクセサリーだった。
僕の知る限り、某先輩の人とか、某隣の講座の助手さんとかのデスクトップにEmiちゃんが鎮座していたことを僕は知っている。
もちろん、僕もインストールしていた。起動時の「みゅっ!」という声を聞くと、俄然仕事のやる気が出たもんだ。仕事に疲れると、Emiちゃんを着替えさせて楽しんだりした。言うまでもなく、「見えないドレス」の出し方もマスターしていた。
そんな思い出とともに EmiClock を入れてみたものの、なんだか見てはいけないものを見てしまったような罪悪感を感じ、2分と経たずにそのままアンインストールしてしまった。
なんか、初恋の女の子が、当時の2倍以上のウエストサイズになり、ハナタレ小僧を三人引き連れて「女性自身」を立ち読みしているのを目撃してしまったかのような、胸の痛さ。
そんな甘酸っぱい青春時代を思い出しつつ、EmiClockのホームページをつらつらと見ていたら、作者の人が自虐的タイトルをつけた
「EmiClockは、どうなったの?」
というblogを開設しているのを見つけた。
マンションの自治会委員を務めたりして、割と堅実な人生を送っているご様子。なんだか和んだ。