ドラマの主題歌とナレーションを担当している竹内まりやが妙に気になって、本日発売の彼女のベスト盤を注文してしまった当方が、「だんだん」の3回目の放送を見ましたよ。
松江では めぐみ(三倉茉奈)がライバルとの勝負を焚き付けられたり、京都では のぞみ(三倉佳奈)が嫌味な舞妓仲間と火花を散らしたりと、物語の軸となる対立構造を昨日に加えて強調するのみで、特に新しい展開はありませんでした。明日からのストーリーに期待を寄せざるを得ません。
まぁ、今日まで3回見てきて、舞台のメリハリの付け方が上手いなぁという認識は強くなりました。
京都も松江も古い町並みの多い都市という点で似ており、しかもそれぞれの街に顔がそっくりな双子がいるので、油断しているとどちらが舞台になっているシーンなのかわかり難くなることでしょう。
しかし、「だんだん」はよく工夫されていると思います。京都のシーンは、花街が中心で、画の中の人物はみんな舞妓、芸妓の姿をしています。それらは明らかに京都のアイコンなので、舞台を誤解する可能性は低いです。松江のシーンでは、妙に松江城周辺のロケが多いようですが、京都には天守閣のある城は無いので、それを見れば松江だと一目瞭然です。京都の華やかさに比べて、登場人物の衣装も庶民的で、明暗のコントラストが見事です。
しかし、完全に舞台が断絶しているのではなく、細かい小道具などでシーンを連続させる手法には感心しました。例えば昨日の放送では、京都の座敷で茶を点てるシーンがありました。その後、松江の居間のシーンに移りましたが、そこでも抹茶を点てて飲んでいました。ニクイ演出でした。
なお、「なんで松江で抹茶?」と思う人は、wikipedia あたりで”不昧流“とか松平治郷(aka. 松平不昧)について読むといいかも。
松平治郷というのは7代目の松江藩主ですが、僕は松江城の中にあった紹介パネルで存在を知りました(7月に遊びに行ったから)。今日は、松江の天守閣の最上階でのシーンがありました。そこは、僕も出かけていった場所なので、感激しながら見てしまいました。なお、松江城の天守閣では、残念なことに記念メダルは販売されていません。
「ふたりっ子」でブレイクしたマナカナに敬意を表して、同ドラマの舞台となった通天閣の記念メダルでも作りに行こうかと思いながら、「だんだん」の明日の放送を楽しみにしています。