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須磨寺正覚院: 西国愛染明王ツアー(6)

正覚院の愛染朱印

昨日に引き続き、愛染さんの御朱印を獲得すべく、兵庫方面にドライブ。
まずは、神戸市内にある須磨寺へ。

愛染明王が奉られているのは、須磨寺の仁王門前にある正覚院。寺の前のコインパーキングの正面にあたり、アクセスしやすい。

提灯にも愛染明王と記されており、愛染さんが主役のお堂になっている。
大きなガラス張りで公開されているので、見仏しやすい。2m弱ほどありそうな像なので迫力もある。堂の明るさも程よい。


正覚院の愛染明王は、それほど恐ろしい顔をしていない。どこか、大根役者の白々しい怒り顔のようでもある。
資料がないので制作年代はわからないが、体表の赤色も残ったままだ。
しかし、残念なことにあまりグッとこない造形だ。

そのほか、珍しい点が2つあった。
一つは三面であるという点。通常、愛染明王の顔は1つで頭に獅子の兜をかぶっているのが特徴なのだが、ここの愛染さんは3つの顔を有していた。まるで、阿修羅のようだ。
もう一つは、左手の一番上の腕に輪宝を持っている点。ここには何も持っていない愛染明王像が多い。ただし、願掛けなどの目的によって、何を持たせても良いとも言われている。この愛染さんが持っている輪宝(法輪)は仏教のシンボルでもあるので、何かしら意味を持たせているのだろう。
いずれの点に関しても、今のところ資料が無いので、当方にはよーわからんが。

須磨寺正覚院】
住所: 神戸市須磨区須磨寺町
TEL: 078-731-0416
拝観料: 無料
駐車場: 境内の目の前にコインパーク。1回500円。


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