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さだまさし東大寺コンサート(光明皇后1250年遠忌奉納)

芝生席用ゴザ 本日、さだまさしのコンサートに行ってきた。会場は、奈良市東大寺。日本一大きな仏像のある東大寺であり、まさしくその大仏殿の特設ステージでのコンサート。

 さだまさしは終始興奮していた様子。なんでも、ちょうど30年前に同じ大仏殿のステージでコンサートをしたとのこと。その時(1980年)は、200年に一度の大仏殿修復作業の落成記念の奉納コンサートだったそうだ。
 そして今年は、光明皇后没後1250年にあたる年だそうだ。光明皇后というのは、聖武天皇の妃だそうだ。聖武天皇というのは、まさしく奈良の盧舎那仏(大仏)の建立をした人。また、夫である聖武天皇の没後、遺品を東大寺に寄進したそうだ。東大寺は聖武天皇の遺品を整理するために、かの正倉院を作ったとのこと。まさしく、奈良の伝統の礎を作った人々だ。
 その縁に、さだまさしはとても興奮していた。


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 道産子たる当方にとって、さだまさしといえば「北の国から」のテーマソングの人。富良野ののどかな田園風景を背景に「♪あ~あ~ あああああ~あ~ ああ~あ ああああ~」と歌われると、一気に郷愁が沸き立てられる。
 ていうか、「北の国から」のテーマソングは富良野の風景にこそマッチすると信じて疑わない。ギリギリ、札幌ドームの日ハムの応援歌として認知できる。そして、かろうじて、サッポロビールのクリーミーホワイトのCMソングとして許容できる。
 そう信じていた。

 ところが、今日、東大寺の大仏殿で生で「北の国から」のテーマ曲を聞いた。すると、宵の中にライトアップされる寺社建築と妙にマッチすることがよくわかった。いい意味でトリップできた。さだまさしの才能に心底惚れた瞬間。日本史的にたかだか100年くらいしか歴史のない北海道にも、1300年の歴史がある奈良にもそのままでマッチする曲を作っているなんて、さだまさしは本当にスゴイ。

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 僕がさだまさしの曲の中で大好きな曲のひとつに「風に立つライオン」という曲がある。
 アフリカのナイロビで医療ボランティアをしている男の物語である。日本に残してきた恋人から手紙が届くというシチュエーションの歌詞で、明るく前向きでありながら、同時に哀愁を誘う。この歌を聞くと、別れた恋人のことを思い出さざるを得ず、別れた恋人を恨むではなく、彼女の幸せを心から願ってしまうという名曲だ。
 確か、僕が中学生か高校生位の時、紅白歌合戦で初めて聞いて、えらく感激したのを覚えている。

 それを今日、生で聞くことができた。一生の思い出となる経験であった。そして、やっぱり別れた恋人の事を思い出したりしたし、その人に対していろいろムカつくこともあったのだけれど、全て水に流そうという気になった。
 人生経験値が上がった。

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 今日のさだまさしは、とにかく30年前の東大寺奉納コンサートと今日のコンサートを対比していた。そして、その間の人生経験について感慨深げに語っていた。

 僕もある意味、人生経験値が上がった。とても良いコンサートだった。

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