先日、日ハム(食肉会社の方)が作り方を公開している「チキンハム」を当blogで紹介し、実際に作成に取り組んだ。
レシピでは調理に3日間を要する。レシピ通りに作ったので、完成まで3日間を要した。本日が3日目であった。3日間かけて作っただけの価値はあったのか?
3日間かけて作っただけの価値はあった。
まず、調理が簡単だった。永遠のお料理ビギナーである当方ですら大成功だった。調味料の量は目分量の当てずっぽう、仕上げの茹で時間もテレビを見ながらの片手間作業。それにも関わらず、ちゃんとハムっぽく仕上がった。
材料費も安かった。主要構成物のトリ胸肉は200円くらいだったし、バジルやナツメグなどのハーブ類を新調したが、たかが数百円だ。1度ではなくならない量である。何度かチキンハムを作れば、その分だけ1回あたりの費用が低くなっていくカラクリだ。実際、今日、第二弾の肉を買って来て仕込んだ。
ところで、味はどうだったのか?
正直に言えば、少々塩気はきつかった。
その塩気が、最初に振った塩に由来するのか、ブラックペッパーやナツメグなどのハーブ・パウダーに由来するのか、当方にはわからない。だから、今後改善のしようはない。改善する気もないけど。
確かに少々しょっぱいが、逆に言えば、他の調味料を足すことなく、そのまま食べて十分に美味しい。ていうか、これくらいの塩辛さのハムは、既製品にもたくさんある。許容範囲内だ。
各種ハーブも芳しく、奥ゆき深い味わいがあった。
肉は想像していたよりもパサパサになった。これも原因はわからないが、茹で過ぎたのかもしれない。今回、仕上げに20分茹でたのだが、次回は短めに15分にしてみようと思う。
味は、豚肉で作った市販のハーブ系ハムとそっくりそのまま。
ある意味、永遠のお料理ビギナーであり、元来のめんどくさがりの当方は「普通にブタのハム買ってきて食えばいいじゃん」と思わないでもない。しかし、自作の楽しみはあるし、安いし、いろいろ工夫のしがいもあるから、これからもじゃんじゃんつくろうと思う。
今日作った分は、バケットに挟んでサンドイッチにして食べた。
レタス、トマト、スクランブルエッグ、クリームチーズと一緒に挟むという、具だくさんサンドイッチにした。これだけ挟んだら、パンが閉じない。口でかじると、反対側から具がボロボロ落ちてたべにくいったらありゃしなかった。
しかし、これだけ挟んでも、自作チキンハムの塩分のおかげで、他の調味料を一切つかう必要がなかった。ハーブのおかげで、いい匂いもした。とても美味しいサンドだった。
残ったハムは、この後ビールのアテにします。
簡単にできるし、みなさんもお試しあれ。