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なにぶん、アサガオの栽培は小学校1年生の時以来なので、種がどういうふうにできるのかわからなかった。これまで、一度も収穫しなかった。しかし、さすがに最後だということで、種の採取を試みた。
けれども、やっぱりよくわからなくて、種を見つけることができなかった。
こんな感じで、青くて丸い部品をいくつか見つけたのだけれど、まだ熟しているようには思えなかった。少し潰してみると、白く濁った汁が出てきた。
いくらなんでも早いのだろうと思い、こういうやつはすべて無視した。そして、もうそれ以上は探す気力もなくなった。種の事は一切忘れて、アサガオの刈り取り作業にとりかかった。
運の良い種はすでに自分で地面に落ちていることだろう。そういうやつは、来年勝手に芽を出すに違いない。それを来年初夏の楽しみにしよう。
そう思って、遠慮無くガシガシとアサガオを引っこ抜きにかかった。密集していて量は多かったが、軽い力で茎はメキメキと千切れた。思ったよりも簡単な作業だった。
途中、2個だけ種を見つけた。無視するつもりだったが、それもかわいそうなので一応回収した。
なんだか、妙に色が薄い。僕のイメージするアサガオの種はもっと黒々したものなのに、これはどうしたことか。
まるで、運動不足の現代っ子、いわゆる「もやしっ子」のようだ。植物のくせにもやしっ子とは情けない。いや、もやしはもともと植物だからいいのか。
以上、俺のアサガオ2010完。
来年、アサガオが自生したらまた会いましょう。