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冬至ミステリー: サンタは誰だ?

昨夜、荷物の不在通知が届いていた。

発送主はamazonとなっているが、僕は最近 amazon で買い物はしていない。だから荷物が届けられる筋合いはない。

考えられることは、誰かがクリスマスプレゼントを贈ってくれたということだ。「どこのどなたか存じませんが、本当にありがとうございます。メリークリスマス☆」と心のなかで呟いて昨夜は寝た。
ただし、翌日も早い時間に帰れそうになかったので、近所のコンビニに転送してそこで受け取ることにしておいた。はたして本日、23時ころに荷物を受け取った。

やはり誰かからのクリスマスプレゼントだった。

「これでカボチャを切って、日々の健康的な自炊生活を目指してください サンタ」

ただし、匿名のサンタさんだった。amazon のギフトは贈り主を記入する欄があるのだが、そこには周到にも僕の名前が記載されていた。贈り主は自分の正体を完全秘匿したいようだ。

贈り主の欄には僕の名前が書いてあった。

なお、プレゼントの中身はツヴェリングの包丁だった。



そもそも、なぜ僕の所に包丁が、しかもツヴェリングの包丁が贈られてきたのか。思い当たることといえば、1週間前12月15日(土)のあさりんと当方のやり取りである。


ここでツヴェリングの包丁の話になり、僕は「サンタさんに頼んでみる」と発言している。その希望通り、サンタさんからツヴェリングの包丁が贈られてきたわけである。

そして、添えられていたメッセージには「カボチャを切れ」と書いてある。確かに今日は冬至だ。カボチャを食べる日だ。そういうわけで僕は23時過ぎにカボチャを買いに出かけた。ただし、サンタさんからの「カボチャを切れ」というメッセージは誰にも知らせなかった。また、僕自身もカボチャを買いに行くとは一言も宣言しなかった

それにも関わらず、かのあさりんは僕がカボチャを買いに出かけていることにただ一人気づいた。

僕と匿名のサンタさんしか知らないはずの「カボチャ」のことをあさりんも知っていた。ここから導き出されるもっとも妥当な推理は、匿名サンタさんの正体はあさりんだということだ。しかも、(自分の手柄だと言って威張るつもりはこれっぽっちもないのだが)彼女の希望を取り入れて先日の熊本ツアーを企画したのは僕だし、その時に彼女に手土産(廣榮堂本店むかし吉備団子)を持っていったのも僕なので、彼女が気を使ってお返しをしてくれたと考えれば、ますます合点がいく。
僕は自分の推理に100%の確信を持っていた。

ところが、彼女自身から衝撃の一言が発せられた。


どうやら、彼女はすっとぼけているわけではなさそうだ。本当に彼女が贈ったものではないらしい。そもそも彼女は僕の自宅の住所を知らないから、配送先を指定することもできないと言うのだ。


彼女はそこまでしつこくとぼけたり、ウソをついたりするような人ではない。彼女は本当に僕のサンタさんではないようだ。
#しかし、だとするなら、熊本ツアーとむかし吉備団子の貸しは大きいぞ!

そして、推理は出発点に戻る。この匿名サンタさんの正体はいったい誰なのか?

僕にクリスマスプレゼントを贈りたいのだけれど、そのことで僕に気を使わせるのを心苦しいと思うだろう人は、一人だけ思い当たる。その人だろうか?
確信は持てないけれど、きっとその人だろうと思う。本当にありがとう。とても嬉しいプレゼントです。

いろいろ迷惑をかけたり、気を使わせたりしてしまって、申し訳ないです。とはいえ、本当に嬉しいクリスマスプレゼントです。

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