再来週、僕の通っている音楽教室の発表会がある。今日はその発表会のリハーサルに行ってきた。
僕が習っているのはエレキギターなのだけれど、音楽教室では他の楽器やヴォーカルのレッスンもやっている。それぞれのパートの生徒たちでバンドを組んで演奏する。
原則として、各生徒は自分の演奏したい曲を一つだけエントリーすることができる。その時、他のパートを担当してくれる人が決まっていれば一緒に申し込めばよい。
パート担当者がいなければ、自由応募を受け付けることになる。エントリー曲一覧が貼り出され、各自参加したいものがあれば応募するという形式である。
僕は、『タッチ』(岩崎良美)でエントリー。
ヴォーカル科の女性とエレキベース科の男性がサポートとして参加してくれることになった。ドラムの生徒さんは誰も応募してくれなかったので、ドラム科の講師さんがやってくれることになった。
お互いに初対面で、出会って5分で合奏(「出会って4秒で合体」ではない。わかるやつだけわかればいい)。
他の人と一緒に演奏するというのはほぼ初めてのことで(レッスン中にギター講師が少しだけ伴奏してくれることはあるけど)、ものすごく緊張してイヤな汗をいっぱいかいたんだけれど、いや、まぁ、やっぱり人と一緒にやるととても楽しい。楽しかった。
とはいえ、演奏はグダグダだったけどね。
ドラムの音がデカイらしいという噂は常々聞いてはいたんだけれど、あんなにズンドン♪ズンドン♪と響いてくるとは想像してなかった。もう、びっくりこいてしまって平常心を失ってしまいましたよ。
そして、ロックの定番ギターアンプであるところの Marshall を初めて使ってみたんだけれど、勝手がわからずにアタフタしたり。エレキギターなんて何も考えずにアンプにケーブル挿せば自動的にカッコイイ音が出ると信じていたのだけれど、それは全くの誤りだった。各種ツマミを適切に調整しないと、ペラペラでヘンテコな音しか出てこないらしい。「こんなのロックじゃねぇ。。。」とガッカリしながら演奏するはめに(『タッチ』がロックかどうかは議論のわかれるところだが)。
本番に向けては、ベースくんやドラム講師さんと目配せしたりして意味もなくプロっぽい演出をしてみたり、ギターソロでヴォーカルちゃんとエロく絡んだりしてアダルトな雰囲気を醸し出そうと決意しているところであります。
ところで、僕は『タッチ』1曲だけでは少々寂しいので、他の人の曲にサポート・ギターとして参加させてもらうことにした。
ギター講師と相談して、僕でも弾けそうな曲ってことで『ロビンソン』(スピッツ)に決定。
イントロのアルペジオが印象的でカッコイイ曲だけれど、そのパートは難しいので、裏でコードをジャカジャカ弾くだけでよいリズムギターのパートをさせてもらうことに。
ていうか、ここだけの話だけれど、そのパートは他に候補者がいなければ、僕のギター講師が担当することになっていた。ギター講師がサボりたいから、僕にあてがったのだという噂が俺の中で持ちきりである。まぁ、いいんだけれど。
『ロビンソン』のメインの人は、支店教室でエレキベースを習っている人だった(上の写真に写っている人とは別人。ただ、上の写真を撮ってくれたのがその人)。習い始めて1年ほどということで、僕とレベルが同じくらいで、いろいろ話が合って楽しかった。
彼が「エレキギターのチョーキング(弦を指で曲げて音程を変えるやつ。痛いんだ、これが)ってカッコイイね。憧れる」と言えば、僕は「ベースのスラップ奏法(指で弦を激しく弾いてパーカッションみたいな音を出すやつ)ってクールじゃん。モテそう!」と答えたりとか。初心者にありがちな、ないものねだりトークを繰り広げたり。
『ロビンソン』を歌うのは、どっかのヴォーカル科の男の人かと思っていたら、なんとギター科に通っている女の子ちゃんだった。なんでも、はじめてからまだ3ヶ月でギターの演奏はできないけれど、歌ならできるのでエントリーしたとのこと。
さらに驚いたのは、僕と同じ店舗で、僕と同じ講師に習っているとのこと。レッスン時間は僕と2時間差。これまで会ったことはなかったけれど、その縁で彼女とも仲良しになってもらった。一緒にご近所バンドを組む約束をしたので、音楽性の違いだとか男女関係のもつれだとかで解散の憂き目に遭わないように頑張る所存。まだ正式に結成されてないけれど。
そんなわけで、とても楽しいリハーサルでございました。
本番がんばります。
なお、ライブ中継はありません。