通勤途中に国立国会図書館 関西館の横を通る生活を始めて,早1年と1ヶ月.
それにもかかわらず,一度も入館したことがなかったので,先週末初めて行ってみた.
今回は,そのときのレポート.
とりあえず,関西館の設立目的とか利用時間とか利用方法などは,それぞれをクリックしてオフィシャル情報をご覧ください.
で,以下,オフィシャルサイトには書いてなさそうで,僕が気づいた点.
まず,エンタランスは地上1Fですが,入館証発行や閲覧室は全て地下1Fになります.
エンタランスを入ってすぐの階段を下りなければなりません.ところが,特に案内表示もなく,始めての僕はまごついてしまいました.
エレベーターもありますが,建物の奥にあって一見さんには場所がわからないでしょう.
さらに悪いことには,「このエレベーターは1Fにはとまりません」と書かれています(地下1階と4階を結ぶエレベーターです).つまり,階段で降りるしかないわけです.
これってどうなんだろう?車椅子の人や足の不自由な方はどうしろと?
エンタランスには警備員がいるので,その人に声をかければ特別にエレベーターを1Fにとめてくれるのかもしれませんが(エレベーターに乗り込むと,一応1Fのボタンもあります),公共施設の割には随分とずさんな設備だと思いました.
とりあえず,僕はまだまだ足が丈夫なので,おとなしく階段で降りました.
階段で降りると,左手に入館手続き用の端末があります.
ここで住所,氏名,年齢などを入力すると,利用者カードが発行されます.
ちなみに,この段階では身分証明証などを提示することはないので,やる気になれば偽名での利用も可能かもしれません.本人確認されないのに,個人情報を入力させる理由は何なんでしょう?
いろいろ疑問は感じつつも,とりあえずカードを取得.
このカードは,退館時に返却しますが,入管中は随時使用します(資料検索など).
閲覧室にはB5より大きなかばんを持ち込めないので,自分のリュックをロッカーに預けました.
50cm × 50cm × 80cm 位の容積だったと思います.アホみたいに大きな荷物は持ち込まないことが吉だと思います.
ロッカーのデザインは,かなりモダンで洒落ていました.扉のどこにも取っ手がついておらず,田舎者の僕はどうやって空けていいのかわからず,3分くらいマゴマゴしてしまいました.
正解は,「ロッカーに刺さっているキーを引っ張る」です.皆さんは,スマートに空けてください.
ところで,このロッカーは100円硬貨を使うタイプです(使用後,硬貨は返却されます).
そばに両替機もあるので,小銭がない人も安心ですが,先に利用者カードを発行しているんだから,そのカードでロックができれば楽チンなのになー.
#複数のロッカーを使いたい人には対応できませんが.
あと,文房具やノートを持ち込みたい人には,ビニール袋が用意されているので,それに入れていくとよいです.
閲覧室に開架されている資料は,あまり多くはなく,必要な書籍はパソコンで資料検索を行った上で貸付カウンターで受け取ります.
検索用端末は,十分に用意されています.というか,個人用机の半分以上にパソコンが設置されています.
ただし,検索や貸付には最初に発行された利用者カードが必要です.
パソコンで資料を検索したら,そのまま端末上で貸付登録ができます.僕がやってみたところ,登録から実際の貸付まで10分ほどかかりました.閲覧室のあちこちにディスプレイがあって,資料がそろった利用者のID(カードに書いてある6桁くらいの英数字)が表示されたらカウンターにとりに行きます.
閲覧室の椅子は,豪奢なつくりのものでした.革張りで上品なつくりです.
しかし,「学習・研究用」といった感じで,硬くて背筋がびしっと伸びたものです.
どっかりとふんぞり返って,ゆっくりと本を読むような椅子ではありませんので,覚悟しましょう.
資料のコピーなどは有料でできます.
僕は試さなかったので,どんな感じかはわかりません.
その他の設備としては,4Fに50席くらいのカフェテラスあり.
ランチメニューが500 – 600円くらいだったかな?
先に述べた,B1からの直行エレベーターで行きます.階段などはありません.
お昼時などは,混雑しそうな雰囲気があります.
あと,カフェテラスの横には売店もあります.
お菓子,ジュース,弁当などがありました.
あと,文房具と,なぜか身だしなみ用品(歯ブラシとかそういうの).どうして図書館で必要なんだ?
ただし,売店にありがちな雑誌類が置いてないところが,なんとなく図書館って感じで(閲覧室で貸し出して読めってこと?).^^;