店長

昨日,ふらっと某ケータイショップに入った.受付に行くと,座っていた女性が驚いたような表情をしてバックヤードに引っ込んでいった.入れ替わりに,少し年長の女性が僕の対応をし,アポなしにも関わらず,お待たせいたしました.私が店長の○○でございます,と言うと,僕に名刺を渡してきた.こちらに座ってお話しましょうか,と言うので促されるままにソファに腰掛けると,お休みの日にはぜひ遊びに誘ってください,と言って彼女はプライベート用の携帯電話の番号を教えてくれた.せっかく電話番号を教えてもらったのに,その後何もしないのは失礼だと思い,仕事が終わる時間を見計らって電話をかけ,あとはお決まりの食事→XXのコースだったり.

・・・というのは,村上龍の「69」をパクッた僕の妄想で,実際には,25年位前に一緒に幼稚園に通った幼馴染が某ケータイショップに勤めていることを知っていたので,ビックリさせようと思ってアポなし訪問をしただけだったり.やましいことは一つもなく,「お久しぶり~.ご両親は元気?」なんておしゃべりをして帰ってきただけだったり.

彼女と最後に会ったのは4年位前だったかな.その時は20年ぶりの再開となったわけだが,やはりアポなしでお店にアタックしたのだけれど,ちゃんと僕のことを覚えていてくれて,凄く喜んでくれた.
その後音信不通になり,去年僕は車で1時間くらいの所に引っ越してきたわけだが,一度も連絡することもなかった.昨日,ふと思い立って,訪問してみた.

最後に会ってから4年も経っているし,失礼な言い方だけれど,ケータイショップの女性店員さんなんて「腰かけ」が多いだろうから,もうそのお店にはいないと思っていた.
半分賭けだったんだけれど,彼女はまだそこで働いていた.

とりあえず,近況報告ってことで,会社の名刺を渡してみた.「ふふん,俺,有名企業に勤めちゃったぜぇ~」みたいに鼻にかけながら.
そしたら,彼女からのカウンターパンチは強烈だった.彼女の名刺には「店長」って書いてあった.がびーん.僕の名刺はもちろん「平社員」だから,思わず名刺を引っ込めて,なかったことにしようかと思ったり.
まぁ,それはそれとして,4年ぶりの再会でお互いにすごく懐かしかったり.


「好き」という言葉は,食べ物とかTVヒーローを対象にする言葉であって,異性を対象にする言葉だとは知らなかった四半世紀前.僕は,この幼馴染の女の子のみを毎日いじめていた.僕の記憶では,よく「ブタ~」と言って泣かしていたと思う.
#いや,駄菓子屋の娘さんだったから,甘いものには不自由していなかった様子で・・・

彼女の苗字が昔のままであったにせよ,「お休みの日に,どっかドライブ連れて行って~」と上目遣いで言われちゃおうが,不断の努力でスリムなボディと虫歯のないきれいな歯を獲得している彼女であろうとも,お互いにいまさら”恋のスイッチ”が入っちゃうことはないわけで.
貴重な友人として大事に一生お付き合いしたいと思ったわけで.

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