髭談

どこまでがノンフィクションで,どこからがフィクションか,よくわからん話,第2弾.

【その1】
朝から1日中,プログラミング.
当方,普段は「わりと物静か」とか「見た目のわりには言葉が乱暴ではない」とか言われたりする方ですが,プログラミングをしているときは,別人になるとよく言われる.
汚い言葉をブツブツとつぶやいたり,貧乏ゆすりしたり,ひっきりなしに舌打ちしたり.ついでに,コメント文にはあちこちに英語の4字熟語が書き散らしてあったりする.
よく,「プログラムを書いている木公クンには怖くて近寄れない」と女の子に言われちゃったりする.
今日もそんな感じで,プログラミング.

そんな中,勇気があるのか,何も知らない人なのか,僕の背後に忍び寄る気配を感じた.
「誰だよ,ウゼェなぁ」と,振り返ると,某女性が立っていた.
その女性は「マツ,ちょっといい?」と声をかけて,僕を廊下に連れ出した.
しぇー,この人,普段は僕に負けず劣らず温厚で,優しくて,いい人なんだけれど,僕のことを「マツ」って呼び捨てにするときは,ロクな話じゃないんだよなぁ.

案の定,彼女は
私がこんなこと言う筋合いじゃないけれど・・・.マツ,あなたそのヒゲ,どうにかした方がよくってよ」(セイラさん風)
と話を始めた.
とりあえず,僕もやられっぱなしじゃマズいので,彼女が苦手としている”おちゃらけて話をはぐらかす攻撃”で対抗した.「ですけどね,このヒゲは小型ミサイルで,ギャンのシールド・ミサイル並の・・・」

ふざけないでっ!私はあなたのことを思って真面目に言ってるのよ!もういっぱしの社会人になったんだから,もう少し常識をわきまえた身だしってもんがあるでしょ?先生だってねぇ,いつまでもあなたの髪の毛やら服装やらのお世話をしている暇はないのよっ!それに,その爪だって先生がどれだけ苦労して整えてると思ってるの!?

その時,廊下の影から,ぬぅっと,学生時代の恩師が現れた.


・・・そこで,やっと僕はガバっと目を覚ました.
朝っぱらから,いやな夢を見ちゃったなぁ.^^;


【その2】
なんかイヤな夢は見たけれど,とりあえずヒゲはそのまま出社.
ある女の子に,「そのヒゲ,どうしたんですか?」と聞かれてしまった.

「いやぁ,最近,女の子にモテまくりでさぁ.少し汚い姿にならないと,女の子に迫られてばっかりで身が持たないからさぁ.そんなわけで,女の子よけ」
と,前日の夜を思い出しながら,冗談めかして言ってみた.
そうなんですかぁ?
と,目は笑いながらも,罪のなさそうな顔で話を聞かれてしまったため,ついいたたまれなくなり,「ホームレスの話」や「ミサイル→ギャン→宇多田ヒカル」の話を端折って,
「うーん,面倒で剃ってないだけぇ」
と,思いっきり素な返事をしてしまった.
そうなんですか.だけど,似合ってると思いますよ
と,言われ,まんざら悪い気もしなかった.
「本当に?」と確認したら,「本当です」と言われた.(^^)

ちなみに,会社の某お兄さんにも,声をかけられ僕が振り返ったとたん「なんやねんっ!そのヒゲっ!」と笑われてしまった.
女の子には優しく,男にはそっけなくがモットーの当方.「いいじゃないですかっ」とだけ答えておいた.


だけど,ちょっと待て.無精ヒゲが似合うってどういうことよ?素直に喜んでいいのか?
それに,某お兄さんのあの反応・・・.
小汚さがお似合いってことか?
いま,そういう解釈を思いつき,ちょっとガックリ来た・・・.



【その3】
うわぁ,ヒゲだぁ.どうしたのぉ?
と,某知り合いの女の子は,僕の顔を見るなりそう言った.
続けざまに,
丸坊主の人の頭とかって,撫でたらチクチク・ツルツルで気持ちいいよねぇ.木公クンのヒゲって,ちょうどそういう状態じゃない?気持ちよさそー.
と言ってきた.
僕は,あまり人にベタベタ触られるのが好きじゃないので,ウーン,触らせてやろうかなぁ,どうしようかなぁと黙って考えていたら,彼女は
触ってみてもいいですかぁ?
と,言った.
「それって,もしかして,宇多田ヒカル?ニンテンドーDSのCMの真似?あのCMって謎だよねぇ.宇多田ヒカルの衣装の胸が妙に開いててさぁ.僕,そこが思わず気になっちゃって,気になっちゃって.いったい,どういう層をターゲットにしたCMなんだろうね?」
と,前日の夜を思い出しながら聞いてみたところ,
うん.似てた?
といたずらっぽく笑った.

その笑い顔を見てたら,急に僕のゴキゲン・スイッチが入ってしまい,
「仕方ないなぁ.ちょっとだけ触っていいよ.だけど,その代わりに,僕は君の体のどこを触っていいんだい?
と,ウケ狙いではあるけれど,スケベっぽく言った.

しばらくの沈黙があり,一瞬,僕の目の前は真っ白になった.


彼女がヒゲを撫でる代わりに,パンチを繰り出してきたのだと気付いた時,やっと顎が痛くなってきた.

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