以前なら、唯一絶対である飼い主の当方ですら、体を撫でようものなら爪を全開にしてひっかくわ、あごがはずれそうなくらい口をあけてかじりついてくるわの、我が家のアイドルあるにゃんであるが、最近は体を撫でてやると夢心地で甘えてくる。
そのほか、数週間前から、床に背中をこすり付けて、クルクルくるくると転がっていた。
そして、今週、ついに激しい夜鳴き。
ついに春が来た。
発情期だ。
発情期間は通常１～２週間で、犬のように出血はしません。発情したメスは、床や人に体をこすりつけてくねくねしたり、腰を上げるようなポーズをしたり、人間の赤ちゃんのような大きな鳴き声をあげるのが特徴です。
このしなだれまくる様を見よ。
甘えん坊ちゃんになったのは、猫を愛する飼い主としてひじょうに喜ばしいことではあるが、真夜中の発情鳴きには、さすがに参ってきた。
当方が眠れないだけならまだしも、きっと近所迷惑もいいところだろう。
あの可愛い体にメスを入れるのはかわいそうだが、来週、避妊手術の刑を執行する。
性の喜びを奪う飼い主を恨まないでくれ、あるにゃん。
独身暦32年11ヶ月の飼い主だって、性の喜びをあんまり享受していないんだ。
二人で慰めあって生きていこうじゃないか。
あるにゃんを捕まえて、陰部を観察してみたところ、エロそうな分泌液が出ていました。
パパはちょっと複雑な心境です。